短歌初心者が冬の短歌を詠んでみた

短歌の練習をしている経緯はこちらより
秋の短歌

暴風雨とともに春がやって来たっぽいですね。手心ってもんを知らんのか?
春って優しく来るものだと思っていませんか。私は思っていました。なんか、そういう表現をされがちな気がする。音楽などで。優しい旋律と音色に合わせてそよ風のように舞い降りるのが春ではないのか? なあ、どうなんだ? なんなんだこのわけのわからない天候は。まあ、菜種梅雨って言葉もあるので、実は昔から気づいている人は気づいていたのかもしれません。そんな手ぬるい言葉でいいのか? もっとこう、ドキドキどんがらがっしゃん春豪雨とかでいいのでは? 春雨という食べ物だってあんなに軟弱だけど、真の春の雨はこんなに暴力的だ。主に風か。
とはいえまだまだ寒い日なんかあったりして。かぜはかぜでもお風邪の方は引いておられませんか? 私は気圧に左右される体を所持しているためなかなかきつい日々を過ごしており、よって恨み節が炸裂したわけです。バーチャル肉体なんじゃないのかとか言わない。そんな都合よくは行かない。
さて、短歌シリーズです。相変わらずの出来ですが、心だけ込めました。文芸ってその逃げ、許されるんでしょうか。各首ごとに言い訳をしないルールだと特に前座で書くことが思いつきません。とりあえずご笑覧くださいませ。前回も全く同じようなことを言っていた気がする。

サヨナラのタイトル奪取するダッシュ悔し笑顔に手向けるその名は

ほっとレモンは冷めたらこーるどレモンなの? あまいつめたいぢゅっとすっぱい

行き先はベイマックスかミシュランマン白いダウンジャケットを纏う

あけまして重を埋め尽く筑前煮毎年食べるの私だけだ

チョコレート大名行列誰に買うかよりも何を買うかの時代

枯れ葉に想いを託す季節が終わるまだ病床は空かないな

こたつ出すのめんどくさいと思っているうちに花粉が飛び始めて


お疲れ様でした。いかがでしたか?
個人的には4つ目が気に入っています。あけましておめでとうございます。3月だが?
こうして見返してみると冬は行事が多くて詠みやすい季節かもしれませんね。その割にこの記事を温めていたのは、ほら、外気温が低いから守ってあげようかと思って……。にしたって温めすぎですね。3月だが?
今年の冬は私事ながら色々あって……まあ主に、入院するかもってなってからずっとそわそわして過ごしていました。結局病床からこれを書いていますが、文芸は贅沢を言えばテキストアプリとスマホかタブレット、まあ最低限ペンと紙があればできる趣味なので、割とどこでもできてありがたいです。趣味に救われる瞬間というのはありますが、経験上、文芸は助けてくれる範囲がかなり広いです。人生のどん底でも、単に退屈なときでも、病めるときも健やかなるときも。前述の通り、気楽に身軽にできるからでしょうか。さあ皆さんも短歌を詠んで、私に詠み方を教えてください。あわよくばバーチャル歌会なんてできたら楽しそうですね。運営する胆力はありませんが。
それではまた春の短歌でお会いしましょう!

https://twitter.com/anagramargura
https://www.youtube.com/@nAgra_aM

ここから先は

451字

あなぐらまえすとろ

¥200 / 月
初月無料
このメンバーシップの詳細

この記事が参加している募集

今月の振り返り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?