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【原田優香】出会いは偶然でもあり必然。必要な人とはきっと出会う。

合同会社&ante(以下&ante)は、人と組織の可能性が広がる場を共につくる会社です。原田優香(ゆか)、大滝文一(ぶん)、木村希(のん)の3人で2022年12月に設立しました。これから様々な角度から事業をつくっていきます。

&anteにどんな人がいるのか・どんな思いを持っているのかを知っていただけるきっかけをつくりたいと考え、これから各メンバーへのインタビューを行い、定期的に思いを綴りお届けします。

第二弾は「メンバーの深掘り」をしていきます。今回は、原田優香(以下、ゆか)にインタビューをしました。

聞き手:木村希
記録:大滝文一

ザリガニが共食いをしているのを見て泣いた子ども時代


ゆかって子どもの頃はどんな感じだったの?

(ゆか)小学校にある池の周り走って、落ちたりしてた(笑)溺れかけて先生が助けに来てくれて、服も身体もびちょびちょのまま車に乗って帰るみたいな子どもだった。あとザリガニ10匹家で飼ってたな。夜行性やから、がさがさ動く音が、お母さんには嫌がられてたけど(笑)生き物がとにかく好きだった。セミを捕まえて絵日記を描いて、アブラゼミ、ミンミンゼミを今日は何匹捕まえたとか。ゴキブリ以外は生き物だとなんでも触れるよ。あまり抵抗感ないな〜。

へ〜〜〜すごいね(笑)子どもの頃、お友達はいた?

(ゆか)男女共に仲良かった気がするな。でもドッジボールとかで男の子を泣かしてた(笑)髪の毛もすごく短くて、男の子みたいだった。めっちゃやんちゃだった。

知らなかった!(笑)学生時代のことで今でも覚えてるようなちょっと悲しい経験とかはあった?

(ゆか)小学生の時は、飼ってたザリガニが共食いした時とかめっちゃ悲しかった。朝起きた時に一匹いないんだけど…..みたいな。それで泣いてた(笑) 中学生の時は、陸上部で駅伝がんばってた。(指導してくれたのが)めっちゃ良い先生でね。駅伝の県大会に3位まで出れるんだけど、ギリギリ4位になって出れなかったなあ。それは悔しくて覚えている。

ザリガニ、、面白いね(笑)そういえば、前ゆかが書いてたカウンセリングについてのnoteで、カウンセラーに出会ったのも10代の時って読んだけど、どういうきっかけだったの?

(ゆか)小学5年生の頃にいじめられてて。クラス中から無視されて、授業中に紙ボールが飛んできたり、いじめっ子に呼び出されて詰められたりとか、すごくしんどくて学校行けなくなっちゃって、心配した母親がカウンセリングに連れて行ってくれたんだよね。その時はカウンセラーが何なのかとか分からなくて、優しい大人に話聞いてもらっているぐらいで。でもその時に逃げてもいいんだなぁと思えたり、母親が学校に掛け合ってくれたりしたから中学校は楽しく過ごせた。 

そうだったんだ。逃げてもいいんだっていうのは今でも活かされていたりする?
そうだね。両親は「がんばって学校には行かなくていいよ」と言ってくれたりして。自分は負けず嫌いで、がんばって行こうとしていたけれど、自分に対しても他人に対しても「心身の健康を崩してまでがんばらなきゃいけないことって美しいんだっけ?」と思うようになったかな。自分で決めてがんばるのはいいけど、誰かに言われたりとか強いてがんばるっていうのは違う、不健康だなと思うようになったね。

人生でがんばったってことは何って聞かれたら、大学の4年間

そっか。話してくれてありがとう。大学は福祉学部だよね。学部を決めたきっかけはあったの?

(ゆか)受験で自分が目指していた第一、第二希望に落ちて、行きたかった大学に行けなくて。第三希望の大学にしか行けなかった。
大学時代は超真面目で、よく勉強がんばってたなぁ。目標としていた所に行けなかった分、この大学では一番で卒業すると決めて4年間がんばった。人生でがんばったことは何って聞かれたら大学の4年間だと思う。でも無理してがんばったってことはなくて、めちゃくちゃ楽しかった、授業が。勉強がすごい楽しくて。「バイスティックの7原則」って、人とコミュニケーションを取る時はこれを大事にしようという対人援助の原則に出会って、「福祉がめちゃ面白い!」ってなって。そこからすごく勉強が楽しくて仕方なくなった。当時から人の相談乗ることが好きで、困った人がいれば進んで自分から聞きにいくことをしたり、人の相談に乗る仕事をいずれはするんだろうなって思ってた。

なるほどね〜。大学卒業後はどういう道を選んだんだっけ?

(ゆか)大学のゼミが災害ソーシャルワークで。ゼミの先生が、阪神淡路大震災の経験者で、災害ボランティアに熱い思いを持っていて。色んな災害現場にも足を運んだりしたよ。熊本で震災があった時も、亡くなった方の遺品整理をしたり、岩手で震災があったときも、岩泉に行って泥かきのボランティアしたり。そんなことをずっとやっていたから、災害が起きた地域の支援をしたいと思って、大学卒業後は宮城県石巻市の支援をしたいと思って新卒で移住したよ。でも移住して働くのはキツかったな。ボランティアで入るのと、一住民として入るのは全然違うくて。移住してからは、一市民として見られるし、友人親戚がいるわけでもないから、本当に一から人間関係を築いたり、初めての一人暮らしなのも大変だったね。

最初の就職先が合わなかったっていう話も少し聞いたことがあったけど、もう少し詳しく聞いてもいいかな?

(ゆか)ルーティーンワークがとても苦手で。同じ時間、同じ場所でずっと同じことをやるが相当キツくて。あと、マルチタスク派だから、シングルタスクだけを与えられるとすごくストレスで。「これだけやっといて」と言われて終わらせて、他にやること聞いても「ない」と言われたりすると不安になったり。「本当にないのかな?」とか色々考えちゃって。新しく0から作ることも好きだったけど、そういうこともなかったからどんどんしんどくなっていったね。
辞めてから2社目に転職したんだけど、そこでは上司との関係性が上手くいかなくて。めっちゃ喧嘩してた(笑)のんにも似ていると思うけど、納得いかないと思ったことに対しては折れない性格だからちゃんと主張するんだよね。でも周りから見たら働き始めて2,3年のペーペーが何言ってるんだ偉そうにってなって。若気の至りもあったと思う。それで自分でも何がしたいんだろうって思って、半年間ぐらいは本当に何もしなかった。

半年間何もしない、苦しかったけど貴重な時間だった

「何もしない」って難しいことだと思うけど、本当に何もしなかったの?

朝起きて何しよう〜ってなって。本を読みたいな、カフェに行こう。散歩したいな、散歩しよう、みたいな(笑)お金がなくなってきたら、派遣の仕事をしたり。当時は苦しかったけど、この期間があったから「シゴトを、考える日。」(https://note.com/yuka5139/n/nfcb18d0c0431)の事業が生まれたし、今では貴重な時間だったなと思う。
そろそろまた働きたいな、という気持ちがむくむく生まれて、次は人のためとか関係なく、自分が本当にやりたいことは何だろうって考えた結果、三社目のベンチャー企業に転職した。そこではイベントスペース運営やコミュニティを作る仕事をしたんだけど、すごく楽しくて。初めて自分が好きなことと会社が求めていることがマッチして、そこでたくさん色々なことを学ばせてもらって、その会社での経験を経てから個人事業主になったよ。

なるほどね。ゆかの周りには人が集まってるイメージがあってさ、人と話すのも好きだよね。ゆかは基本明るいと思ってるんだけど、そこには何か原点があったりするの?

(ゆか)元々ふざけることが好きで。小さい頃は、お姉ちゃんとお正月に親戚の前で漫才して、みんなが喜んでくれたらとても嬉しかった。人を笑顔にする、楽しい雰囲気にするのが好きで。あとはストレングスファインダーの強みに「包含」て素質が入ってるんだけど、きっと色んな人を巻き込みながら物事を進めることが好きなんだと思う。一緒にやればその人との関係性もより良くなったり、誰かと一緒にやった方が一人よりできることが増えるし。自分は完璧じゃないから、誰かとやってると思う。

出会いは偶然でもあり必然。必要な人とは出会うはず

そっかそっか、いいねえ。これから事業作っていくけど、これから繋がっていきたい人とか会いたい人とかいる?

(ゆか)どうだろう。出会いって偶然でも必然でもあるから、前は自分から積極的に出会いにいっていたけど、今は本当に必要な人とはいずれ出会うよなと思ってきた。今後一緒に何かをする人たちは必然的に出会うって思っているかも。

出会いを大事にしてるのいいね。出会った誰かと一緒に仕事をする上で一番大事にしていることとかはある?

(ゆか)なんだろうね。細かい報連相と、やり切ることかな。

さすが。シンプル。そうやってやる仕事の先にある目指したい世界像はある?

(ゆか)会社としてでいうと、&anteに関わってくれる人たちがイキイキとしている状態を作り続けるのは大切にしたい。私たちに関わることでポジティブになれたり、その人にとってプラスになれるような状態。楽しいな、嬉しいな、って感情が湧くようにできたらいいな。

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最後までお読みいただきありがとうございました。
心の琴線に触れるものが少しでもあり、共感で繋がることができればこれ以上嬉しいことはありません。このnoteが&anteとのコミュニケーションツールの一つになることを目指して今後も発信を継続していきます。どうぞご期待ください!

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