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手紙のなかの美しい感性

今日お手紙が届いた

封を開けるときのドキドキした気持ち
同時に自分自身のこころそのものを
開ける瞬間でもある

文字や内容、添えて頂いた物から
たくさんのことが伝わってくる

文通は響き合いの繰り返し

「誰かと感性が似ている」
「価値観が近い」
これは嬉しいことだけれど

「この人の感性は美しい」
と思うこともまた
同じくらい嬉しいことで
その感性自体も芸術作品と同じように感動がある
そして、好きだなと思う

「芸術は見えないものを見えるようにする」

おてがみと一緒にいろいろなものを入れて頂いた
そのなかのひとつ
美しいデザインのポストカード

パウル・クレー
以前頂いた詩画集の画を担当された方

氏が生前言ったとされることばがそれ

私の思考の根源にも近いものがある
見えないもののなかにある本質

それを誰かに見せたいのではない
それを芸術というものに私自身は
昇華することはできない

けれど、私にしか感じ取れないものがある
(と思い込むことにしている)

目を開けながら目を閉じるように
目を閉じながら目を開けているように
見えないものに目を向けていたい

目に見えるものだけがすべてだからこそ
見えないものを見えるまで目を凝らしていたい

今日頂いたおてがみにお返事を書くことができる

自分から何人かの方におてがみを書く機会がある

また新しく文通をはじめさせて頂く方もできた

つながりが増えて、つづいていく
とじて、ひらいて、線は変わってゆく


たんなるにっき(その101)

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