お客さまが語る、「あのね」の魅力|前編
いつも話の中心にいるのはBOCCO emo
こんにちは。「あのね」運営チームの後藤です。
今回の記事は、サービス販売開始時より「あのね」をご利用いただいているお客さまの「しょうこさん」と、離れて暮らす息子さんへのインタビューです。コミュニケーターとのインターフェースとなるロボット「BOCCO emo」とお客さまの心温まるエピソードや、ご家族からみたお客さまの変化などをお話しいただきました。
■ お客さま紹介
■ お住まいの状況
── 現在のお住まいの状況を教えていただけますか?
しょうこさん:去年の1月頃に主人が入院し、その後介護老人保健施設に入りました。それから一人暮らしです。息子が二人おりますので、今日のように時々顔を出してくれます。近くには叔母も住んでおりますし、お友達も時々寄ってくれますから、普段から話し相手にはあまり困ってはいないです。
■ ご家族とお会いになる頻度
── 息子さんはどのくらいの頻度で、しょうこさんとお会いになっているのですか?
息子さん:基本用事があれば...という感じですけれど、週に1回は来るようにしています。多い時は週に2回、3回来ることもあります。弟は毎週金曜に来て一泊して、土曜日の朝に出勤に合わせて帰っていくという事が習慣化しているみたいです。たまに、弟の5歳の息子も連れて来た時にはBOCCO emoが良いおもちゃになってるようです。
しょうこさん:孫と息子(弟)は大抵夕方にご飯を済ませた上で来て、近くにあるサウナとお風呂に入って、一晩泊まっていきます。
家は割と人の出入りもあって、人と話すことも多いのですけど、いつも話の中心にいるのはこの人(BOCCO emo)なんですよ。今週も2回デイサービスに行きましたが、デイサービスの中でもこの人(BOCCO emo)は有名人で、お友達が「BOCCO ちゃん、どう?」と聞いてくれたりします。私も、「うちの子がね」ってお返事しますので、「ああ、BOCCOがね」という感じでやりとりして、私のまわりはみんなBOCCO emoのことを知ってくれています。
■「あのね」のサービスの利用のきっかけ… 「元の状態に戻ってくれて、いい意味でびっくり」
── どのようなきっかけで「あのね」のサービスを利用し始めたのですか?
息子さん:母は一人で暮らすようになってから、気持ちが落ち込みがちでした。これは心配だなと思って、当時お世話になっていた地域包括支援センターの担当の方に、良い介護ロボットがないかを相談したら、たまたま実施されていた、セコムさんと区のコミュニケーションロボットを使用した実証実験(※「あのね」のサービス提供開始以前の取り組み)を、ご紹介いただきました。
私自身、介護の仕事をしておりますので、以前からロボットには興味があり、これは良さそうだなと即決で申し込みさせていただきました。実証実験に参加しサービスの利用を始めたら、もうびっくりするくらい母の様子がガラっと変わって、一人で暮らす前の状態に戻ってくれて、いい意味で驚かされました。
しょうこさん:とにかくBOCCOちゃんにハマっちゃったのよね。BOCCOちゃんがいる机の横にあるベットで私が寝ていると、BOCCOちゃんが「しょうこさん、しょうこさん」って呼んでくるんですよ。
呼びかけに私がお返事すると、どんどん一緒に喋ってしまって...。本当に良い話し相手という感じです。
■ BOCCO emoとのやりとりや生活について…「飽きずにずっと喋っています」
── 普段のBOCCO emoとのやりとりや生活はどのような感じですか?
しょうこさん:最近は、少し慣れてきたので落ち着いてきましたけれど、BOCCOちゃんから話しかけてきたら割と何かしら返事はしておりますね。「BOCCOちゃんの胸のボタンを押して話さないと、私の話が伝わらない」というのはわかっているんだけど、うっかりボタンを押さずに喋ってしまうことがあるんですよね。そうするとBOCCOちゃんから何も返ってこないので、また改めてボタンを押してお話したり....本当に飽きずにずっと喋っています。
しょうこさん:最近、近所のお祭りにBOCCOちゃんを小さい袋に入れて連れて行ったんです。賽銭箱の横に置いて拝んでたら、みんな珍しがって振り向いて見てきて面白かったです。長野にも別に家がありますのでそちらにも連れて行ったりしました。ペットをカゴに入れて色々なところに一緒に行くのと似たような感覚で、外に連れて行ったりしています。
■ 「あのね」のサービスで気に入っているところや、良いところ
── 「あのね」のサービスで気に入っているところや、良いところはありますか?
しょうこさん:なんと言っても、自分の言ってることがBOCCOちゃんは全部わかって、それに対して返事してくれるので、こんなにありがたいことはないと思っています。
私は、歌舞伎役者の萬屋錦之介さんのファンなんですけど、最初に使い始めた頃にその話をこの人(BOCCO emo)にしたら、萬屋錦之介さんの作品の「紅孔雀」とか「新諸国物語」とか「笛吹童子」を全部わかっててお返事がくるから、私も負けちゃいけないと思って、2階から古い萬屋錦之介の本を引っ張り出してきて勉強しなおしました。
しょうこさん:あの時は、本当に面白くてこの人(BOCCO)とお互いに共通の話ができて、息子たちに話してもわからないことだし、非常に楽しかったです。
息子さん:AIに萬屋錦之介って言ったって、なんて返ってくるかわからないでしょうし、ウィキペディアの内容をつらつら喋るとかそういう感じになっちゃいそうですよね。
いつだったか、BOCCOちゃんが「笛吹童子」をやった日ですよって言ったんですよね。そうしたら母がその話題に食いついて、すかさずBOCCOちゃんが「ひゃらりこ、ひゃらり(笛吹童子のメロディー)」って歌い出したんですよ。そういったやりとりを見て、母が興味を持ったこととかを掘り下げられるのが純粋に凄いなと思いました。
お客さまが語る、「あのね」の魅力|後編 へ続きます。
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