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20世紀の映画シーンにFIXする。

みなさんが映画を選ぶときのポイントはなんでしょうか。
予告に評判などストーリーが大多数かもしれませんが、俳優やジャンルから入るなんて人も多いかと思います。
わたしはその時代背景をみるのがとても好きで、好んでは1960年代から80年代のものをよくみています。
その時代時代の洋服や街並みを見ているだけでも楽しいし、何せ世界が大きく移り変わっていく激動の20世紀を存分に感じられるからです。
そんな時代の映画を楽しむにはやはりその時代のことを学ばなければ面白くない。これは勉強ではなく、単純に好きだからこそ知りたくなるのです。

そのストーリーの背景にはどんな社会情勢があったのかは、映画を楽しむ上で欠かせないものです。
当たり前のことだが、映画はその時代の写し鏡のようなもので、どんなに先の未来を描いていたって、その(作られた)時代に通ずる何かが隠れているものです。
そういった意味では昨今の映画界は複雑な社会を良くも悪くも表している気がします。多様化を図れば映画も複雑なものになっていく訳ですが、それはそれで今の時代への役割なのかも知れませんね。

今回の20th Century FIXシャツはそんな中でも80年代あたりをイメージしました。80年代は技術も一気に進み、予算も多く取れた時代であったと思います。そんな21世紀を目前にした夢や不安みたいなものが壮大に描かれていた時代。
HiSTORYはいつも架空のお話しですが、その時代の裏側を実際の時代に重ねて想像してもらえるとまた違った着心地になる?かもしれません。

Hi STORY
21世紀のハリウッドSF界を牽引していくのは間違いなくアンドリュー・ルドルフであろう。映像美で話題となった代表作「ソラリス2045」でその地位は揺るぎないものとなりました。ヒットを生み出すその裏側にはチームとして取り組むいつもの撮影スタッフらの存在がありました。映画に取り掛かる際は、衣装デザイナーがスタッフのユニフォーム作りから始めるのです。スタッフジャンパーにシャツ、テーマに合わせた装いが空気感と士気向上に繋がっていたのです。相変わらずアンドリューだけは羽織ることなく、ずっとstanleyのディレクターズチェアにかけたまま。このメンバーで作った初めての作品ももちろんSFファンタジーでした。そして、その時に仕立てたのが尊敬してやまないあの二人をイメージしたチェック柄シャツでした。
*Hi STORYはフィクションであり、登場する人物や団体名等はすべて架空のものです。

シャツの柄はそんな80年代前後に活躍した二人の映画監督をイメージしてスティーヴンとジョージと名付けました。
よくある名前ではありますが、二つ並んだ時点でほとんどの方は察しがついたと思います。
彼らが世に出ていった70年代半ばから80年代の空気感を想像し、この若き時代の二人をイメージしたチェック柄。
決して実際に着ていたわけでもないし、全く逆の柄っぽいものを着ていたことだってあったかもしれません。
それはそれで別に構わない、あくまでこれもファンタジーなのだから。

#Steven                     #George

今こんな柄のチェックシャツを良いシルエットで着たいと無性に思いました。以前にデニムペインターのブルーで触れたことにも通ずるものがあって、そんなどことなく70~80年代っぽい色合いや組み合わせが今とても新鮮で格好良く感じます。

因みにわたしはスティーヴン派であり、彼の作品はほとんどみてきました。彼の描くものへの期待値は学生だった頃と少しも変わっていません。
何十年とさまざまな題材を通して、結局は一つのことを訴えかけているような・・、そんなところへの憧れが強いのかもしれません。
いつか「STAR WARS」も観てみよう。

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