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No.4 自己肯定感を育てるために必要な2つのこと!

自分が好きで、自分を大切にする子に育てたかったら、子どもを尊重し、信じることです。

具体的には、"すべて認める"、"ぜったいに否定的な言葉を使わない"ことです。

1つ目<すべて認める>

先に世の中に生まれている親の方が、圧倒的に経験が多いのですから、子どもの考えや行動は幼く、変に見えるのは当たり前です。
特に成功体験の多い、子どもの頃からしっかりした子と言われてきた親御さんには、目について仕方ない状態になります。これがイライラ原因の1つです。

でもね、いったんすべて認めるんです!

その話の内容や行動が、おかしくても変でもメチャメチャでも、腹がたっても。

このいったん認める!(=受け止める)って、ある意味、親しかできませんから~。
その上で、認めたうえで、人生の先輩としての意見やアドバイスをしてみるんです。

この「人生の先輩」という考え方がポイントだと思います。

親という目で見ると、「親フィルタ」がかかってしまいます。
※"親フィルタ"は造語です。親メガネという言いかたもありですね。

例えば友達の子どもが公共の場でわいわい騒いでたとするでしょ?友達のお子さんだと「まあ~元気ね、エネルギーがありあまってるのね~」、な~んて、にこやかに言えても、自分の子の場合だと「周りの人に迷惑かけるでしょ。静かにしないとダメでしょ」と眉間にしわ状態になってしまう。

まあ騒いでいる度合いにもよりますし、お子さんの年齢にもよるでしょうが、大抵の場合、"よその子"だと許せるケースが多いのです(微笑)

そう、良いも悪いも、自分の子は別なんですね!(笑)

そして「この思考」が危険なのです。

「親フィルタ」がかかっていると、純粋に正しく見ること、判断することができなくなります。
なぜか?親は「自分が見たいように子どもを見ているから」です。

なので、自分の子どもの年齢を忘れ、言えばわかる、ちゃんと聞き分けてくれる、周りに恥ずかしいママの気持ちをわかってくれる、この子なら~と。

つまりは客観的に自分の子を見れないのです。そもそも子どもが小さければ公共の場で一定時間、静かにしているなんて、ふつうは無理なんですから。

でもね、この気持ちはものすご~くよくわかります。
子どもは愛すべき存在、可愛くてあたりまえです。
なかには、別に可愛くないですけど、見てると腹が立ってしかたないです。という方でも、愛情の裏返しは「無関心」なので、腹が立つのは愛のある証拠です。

なのでおすすめの思考があります。

それは「友達の子を見るように、子どもを見る!」ことです。

「友達の子だったら~」といったん気持ちの中でワンクッション考えることで客観的な目線がうまれます。

以前に"東大生に育てたいなら、子どもを「他人」と思いなさい"という本がありましたが、他人とまではいかなくても"友達の子"という視点で「親フィルタ」は無くなりはしませんが、薄くなるように思います。

そしたら"人生の先輩”として「いったんすべてを認める(=受けとめる)」って、できそうな気がしませんか?(微笑)

2つ目<ぜったいに否定的な言葉を使わない!>

続いて「ぜったいに否定的な言葉を使わない!」についてですが、はっきり言えるのは「否定的な言葉からは何も良いことは生まれません」、生まれるとしたらイヤな感情だけです。

ここでちょっと実験してみましょう。次の言葉を読んで、あなたはどのような気持ちになりますか?

バカ・だめだ・いやだ・嫌い・憎い・苦しい・チクショー・憂鬱・つまらない・やる気がない・頭が悪い・ブス・無愛想・無視・できない・しょうがない・無理……
(※書いてるだけで気分が悪くなる~汗)

そして、特についつい親が使ってしまう"人格否定な言葉"も……

<本人に対して>
●あなたには無理でしょ!
●どうせできないでしょ!
●どうしてそんなに意地悪なの?(兄弟ケンカの時に)
●小さい頃からグズグズしてるよね!
●笑わなくて愛想ないよね!

<対外的な場所で>
●うちの子バカだから~
●言っても言う事きかないのよ
●女の子がよかった(男の子がよかった)
●うちの子には無理、無理

どうですか?これって読んでるだけで、超イヤな気分になりませんか!
でも何度となく、どこかで聞いた事のある言葉です。

実際、これに近い言葉や言い方は、大人の世界でも使われていますけど……

リクルート関連の記事で「否定表現 vs 肯定表現」どっちが仕事で成果をだしやすいか?という記事を読んだことがありますが、やはり否定表現で指示を出された時と、肯定表現では、受けて側に与える影響は計り知れないようです。
具体的な例として、「あなたは○○に強くないから、この先マネージャーとして伸びないよ」と否定的に言われるより、「あなたは○○に強くなったら、この先、マネージャーとしてもっと伸びるよ」と肯定的に言われるのと、あなたはどっちが良いですか?
もちろん中には例外もあります。反骨精神が高い人にはあえて否定的に言った方が良い場合もあるでしょうが、やはり多くの場合は肯定的に言われた方がやる気になるでしょう。
※子どもも大人もタイプによる言葉の使い方があります。このタイプ別については別の機会にて。

そして子どもの場合は大人以上に「言葉の影響」を受けると思って下さい。

「なんで、出来ないの」で育つと本当に"出来ない子"になります。反対に「あなたは出来るよ、お母さんは出来るって知ってるよ」と育てれば"出来る子"になります。

子どもは「自己肯定感100%」で生まれてきます!

その自己肯定感を成長と共に減らしていかないことが大切です!

<まとめ>
自己肯定感を育てるために必要な2つのこと!
1つ目 すべて認める
2つ目 ぜったいに否定的な言葉を使わない










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