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熱中症は防げる!取り組みたい予防対策

我が家には、75歳以上の後期高齢者が2人います。
時折noteに出てくる義父母です。

2人とも我が道を行くタイプで、人の話なんか聞こうとしない。
この夏も暑くなるといわれているのに、長袖を着ていたり、窓を閉め切っていたり。

ということで、熱中症予防に取り組みたいと考えました。
「今日は暑いよ」といって窓を開ければ、しばらくするとピシッと閉め切られる音が響く我が家ですが、実践してみようと思います。

どうして「暑くない」って言うの?

そこですよね。
こんなに暑いのに高齢者は「家のなかは影だから涼しい」とか、「寒がりだから長袖じゃないと」とか、どうして「暑くない」アピールをするのでしょう?

人間は、暑いと感じたら熱を放出しようと働き、寒いと感じたら熱が逃げないように反応します。
暑いと汗をかいたり、寒いと体がプルプル震えますよね?
その機能が、高齢になると弱まってしまうのです。

だから、本人は本当に「家のなかは影だから涼しい」「寒がりだから長袖じゃないと」と思っているんですね。
こちらとしては心配して言っているんですが余計なお世話になってしまって、結果「嫁さんはうるさい…」になってしまいます。

そこで、一般財団法人 日本気象協会さんの「熱中症ゼロへ」というサイトで改めて勉強しました。
その結果、わたしはこのように取り組みたい!と考えたので、みなさんに見ていただこうと思います。

◆実際の気温や湿度を知ってもらう

さきほどお話ししたように、暑さ寒さに鈍感になってしまうのは仕方ないことで、わたしたちも将来そうなります。

「こんなに暑いのに!?」なんて言っても伝わらないのなら、目で見てわかってもらえばいいのでは?と考えました。

5×6cmくらいのサイズで文字も大きいから、義父母も読めるでしょう。
時計つきもありますが、認知症予防にアナログの壁掛け時計を使ってもらいたいので避けます。

エコの観点からエアコンの設定温度を28℃にってよく言いますが、暑さに鈍くなった高齢者にとってはベストかも知れません。
要は、湿度が50~60%になっていれば室温が28℃でも快適に過ごせるのではないか?ということ。

とはいえ「エアコンは嫌い」と言っているので、扇風機でどこまで気温・湿度ともに下げることができるのか?と疑問に…
除湿器も検討しようかな?

◆水分は摂ってください!

これですよ、これ。
我が家で一番心配なのは、これです、水分です。

お恥ずかしながら、義父母ともお茶やお水を全く口にしません。
元気が出そうな炭酸ドリンクとか、ビールとか、コーラ。
驚くほど口にしないんです。
嫁にきて驚いたことはたくさんありますが、衝撃度が大きかった方に入ります。

わたしが麦茶を作っているので、義母がなんとか付き合いで300ml/日ほど飲みますが、その他は炭酸ジュースにビール。
義父なんかは隠れて(隠れられてないけど)ビール飲んでますからね。
わかるよ、真昼間から飲むビールが美味しいことは。
けどね、夜勤明けにしかしてなかったのよ、わたしでも。
ビールやコーラは利尿作用があるので、脱水まっしぐらなんです。

わたしたち成人で体重の60%が水分だと言われていて、高齢者は50%以下ではないか?とされています。
そして、高齢者はのどの渇きに鈍くなるんです。
嫌がられるのはわかっているんですが、「ちょっと飲んで口潤して」ほしいんですよね。

施設勤務のときの出来事ですが、介護士さんに「○○さんお茶要らないって言われてます」「無理に飲ませたらかわいそうじゃないですか」とよく言われました。

「自分の腕の皮膚をやさしくつまんで」と、あえて指示します。
つまんでみてスッと皮膚が戻るのを見てもらうんです。
そして、水分提供してほしい方の腕をやさしくつまむと、つまんだままの形をキープしてゆっくり戻るんですよね。
「これって立派な脱水症状だよ」って見せつけてました。
(こわいこわい)
でも、飲まないものを無理にという訳にはいきませんので、パックのジュースを買ってきて、ゼラチンで固めてゼリーにしていました。
あまりにも水分が入っていない方には、ポカリスエットのセリーを食べていただいたり。
見た目が変わるだけで、水分には違いありませんから食べてもらえると安心です。

ゼラチンを選んだのは、コラーゲンとタンパク質が同時に摂れるから。
足腰痛むと訴えられるたびに「コラーゲン摂ってるからCMみたいに元気になるかも」と話して、利用者さまと笑っていたなぁ。
便秘傾向の方には、海藻が主原料の寒天がおすすめです。
整腸作用がありますよ。

てなことで、我が家でもゼリーしようかな?と考えています。
ビールの本数は減らないでしょうが、ゼリーを食べて知らずに水分補給している姿を、影からシメシメと覗いてみたくなりました。
まずは、ゼラチンを買ってきてスポーツドリンクをゼリーにしようかな。

◆お風呂や寝ている間も要注意

寝る前は「途中でトイレに行きたくなるから」と言い、ビール以外のものは飲まない義父母。
それ意味ないんですよね、利尿作用がね、と言いたいところをグッと我慢しています。
言ったところで「まだ若いからわからないだろうけど」って屁理屈いわれておわりですから。

水分のところでもお話ししましたが、ゼリーがあれば見た目が飲み物でないぶん、食べてくれる=水分摂ってくれるのではないかと思っています。
「お風呂上りにどう?」なんて勧めてもいいですよね。
モノは言いようです。

人間は、寝ている間にもコップ1杯くらいの汗をかくのです。
熱くなればなおさら。
義父の布団は冬用毛布ですから。

本来は、寝る前と朝にコップ1杯くらいの水を飲むのがいいんです。
でも義父母たちには伝わらないだろうな。

朝の挨拶そこそこにわたしもゼリーを食べたら、わたしはコラーゲン摂れていいですし、義父母も気になるでしょうし。
コラーゲン推しでいってみます。

◆散歩も安全に

義父は、1日に何度も散歩に行きます。
起床後すぐ、お昼前、おやつ時、夕ご飯前。
何度散歩に出るんだ!と、同居して間もなくは不思議で仕方なかったです。

まあ散歩の回数は正直どうでもいいんですが、暑い時間帯に厚着のまま出掛けるので心配になります。

まずは、日よけ対策に帽子を出しました。
いいの持っているんですよ、麦わらで似合ってて。
なのに「なぜ片づけている!?」と言いたいところをぐっと堪えて出してみました。
出した翌日からかぶって出てくれてるので、一安心です。

あとは、薄い色の服を着てもらうだけ。
物理的にもTシャツとか薄めの素材に変えてもらいたいんですが、自称寒がりなので色だけでも薄くして、熱がこもらないようにしたいんです。
父のタンスまで開ける気はないので、義母に協力してもらいます。

義母の服装で気になるのは、ヒートテックのように着ると暖かくなるインナーがあるじゃないですか。
それを年中着ている(らしい)こと。
7月時点で、まだ洗濯物の中にあるので着ているということです。
そのうえにTシャツなので重ね着してておしゃれ、と思っていたのですが、そのインナーじゃなくてもいいよねと。
今度、一緒に買い物に行くときは衣料品売り場ものぞいてきます。

家族が気をつけないといけない

私情がこもった文章になりましたが、暑さに鈍感になってしまう理由、それらに対する対応策について考えていることをお話しました。

「散歩途中にしんどくなって、コロンと寝たら死んでたくらいがいい」
と義父がよく言うのですが、わたしはそんな連絡受けたくないです。
どこで寝るんですか?ってところから突っ込みどころが満載なんですよ。
そして、ひとりだったらパニックになります。
どうせなら、憎まれ口叩かれている方がいいです。

電気代は節約するもの、夏は暑いもの、暑いときに飲むビールは最高!
という考えのもと過ごしてきた義父母ゆえに、納得いかないこともあると思います。
家のなかは影だから涼しいって感覚も、義父母にしたら真実なんですから。
(旦那さんは「誰が日当たり悪い家買ったって?!」と言っています💦)

それでも毎日元気に過ごしてもらいたいから、見守る側の家族が気を配らないといけないんですよね。
熱中症は対策をしていれば大丈夫。
難しく考えず、できることから始めてみませんか。

最後にあおき家家訓を残して終わりにします。

あおき家家訓
・室温28℃以上、湿度60%以上のときは窓を開けて扇風機を回すこと
・エアコンは使うもの。飾りじゃないのよ
・嫁特製ゼリーを毎日味見すること
・帽子かぶっておしゃれに散歩すること
・白いシャツを着て爽やかになること


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