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【随筆】羽田圭介『三十代の初体験』を読んで。そして、僕は金髪にする。

僕には課したルールがある。それは、年間100冊の小説を読むことだ。
あと、映画を100本観る。読み物として、ほかにもエッセイや自己啓発的な本も読んだりする。とにかく幅広に色々と吸収していたい。

突然だけど、声高に宣言する。
僕は、読書と筋トレこそが最強のリベラルアーツだと考えている。
このことについては、いつか別の記事で詳しく書くつもりだ。楽しみにしてくれたら嬉しい。って、言いたいことは、なんとなく分かるよね。
すぐには役に立たないこと。
でもね、生きていく上ではとっても大切なこと。


そもそも物書きを目指す身としては、読書は必須だ。もちろん映画やマンガからも得られるものはたくさんある。

話を元に戻して、エッセイを読んだ。
今日、羽田圭介の『三十代の初体験』を読み終わったので、感想のようなものを話すことにする。要は随筆だ。

これが、なかなかにボリューミーで、僕は2週間くらいかけてちびちびと読んだ。このちびちび感は、ウィスキーをロックで飲む時に似ているw

内容はタイトルのとおりで、羽田さんが30代になって、これまで気になっていたがトライできていなかったことに、とにかく色々とチャレンジする。そして、その時に感じたことを徒然と書いたエッセイだ。

全部で46個の初体験を収録。彼が31歳の時にスタートし、34歳でおわる。
例を少し紹介する。
・ジェルネイル
・ふくろうカフェ
・築地市場で買い物
・料理専門の家事代行
・卓球教室
・ダンス教室
・ユーチューバー
・ボルダリング
・古着を買う
         等々だ。
ほんとうに色々な初体験だ。このほかにも俳優になるだとか、ミュージカル出演などの初体験もあったが、さすがにそれは僕のような一般人には簡単にトライできそうにない汗

読むと面白い。だいたいどの体験談も2,3ページで書いてるので、すき間時間で読むのには最適だ。ただ、さっきも話した通り、なかなかに分厚いので、重くて嵩張るという点が、難点だww

読んで、「へえ、そうなんだ」と関心するのもいい。知らない世界の勉強にもなる。だけど、僕はこの羽田圭介さんの取り組みに感心した。


遅すぎるスタートなんてない。
いつの間にか、いいわけが上手くなった。なんの?僕は、どこかでできない理由を探していた……

個人的な話だが、3年前から走ることを始めたし、1年前からは筋トレも始めた。すごくいい。そもそも読書だって、よく読むようになったのは、5年前からだ。今は、色んなことに興味がある。だけどキャパオーバーとなって、なくなく断念していることはある。でも、何かを始めることに遅すぎることはない。ないんだ!

ちょっと、ズレて、なんか自己啓発みたいな話になってしまった笑


つぎは羽田圭介さんについて書く。

僕は、羽田圭介が好きだ。たぶん同い年くらいだろう。
彼は、芥川賞を受賞した時に、又吉、じゃないほうとして世間に知られた。だけど、面白いことに彼は主張家だった。
なんと彼の着ているTシャツには、受賞作の『スクラップアンドビルド』の表紙が印刷されていたからだ(ここらへんの記憶は定かじゃない。その後とのTV出演以降になるのか?汗)。
それには耳目を引いた。実際、彼がなんとインタビューで答えたかは忘れたが、そのことは覚えている(ずいぶん昔だ。さきにふれたとおり、全部僕の記憶違いかもしれない汗)。そして、その後もメディアに露出することが多かった彼は、とにかく主張していた。

そういうのが嫌いな人もいるかもしれないが、僕は素直に感心したのだ。


  自分で切り開こうとしているからだ。

その姿勢はとても好きだ。出しゃばりなのかもしれないが、出来ることは全部する。それはとても大事なことだ。自分の作品の広告打つのに顔出して、作品が印刷されたTシャツ着ていれば、嫌でも知ってもらうことはできる。もしかしたら買ってもらえるかもしれない。素晴らしいじゃないか!


さいごに、僕の、少し未来の話をする。

僕の小説が芥川賞にノミネートされる。僕は、その発表の前日に髪色を金にする。そして受賞後のインタビューでは、とにかくその金髪が目立つようにするつもりだ。たぶん、いい広告になると思う。普段、本を読まない人にもリーチできるかもしれない。だから、するんだ。似合う似合わないは二の次だ。「昨日のニュース見た?今回の芥川とった人、なんか面白そうだよね」そう言ってもらえたら、僕の勝ちだ。
もちろん、べしゃりも工夫する。安心して、予習は十分すぎるくらいした、ちゃんと話す。↓ここでちょっと書いた。貼る。よかったら。

最後まで読んでくれてありがとうございます。
また次の記事も読んでくれたら嬉しい(過去記事も)。それでは。

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