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【随筆】読書感想文の書き方。それは、誰にあてた手紙ですか?

極論、読書感想文とは、作者にあてたファンレターであるべきだと思う。

今日は、新しい取り組み。随筆の枠を超えて、勝手に先生気取りww
少し、書いてみようと思う。
れいのごとく、プロットはない。その点が、随筆。こころのまま書く。

「読書感想文」僕が子供の頃、もっとも嫌いな宿題のひとつだった。
それに、白状する。正直なところ、この歳になっても正解が分からない。

でも、それなりにいい歳になれば、おのずと分からなくもないとは思う。
というか、僕は、こうであると、考える。要は、冒頭で触れたとおりだ。

極論、読書感想文とは、作者にあてたファンレターであるべきだと思う。

この考察は、ひとつの正解じゃないだろうか。うん、悪くない。自画自賛w

まだ6月だ。でも、あっという間に夏休みがやってくる。そしてそれもあっという間に過ぎ去る。宿題が出てから慌てるのは2流だ。事前準備をしようじゃないか。ここはひとつ、初心に帰って読書感想文でもしてみませんか? きっといい経験になると思う。読書の仕方も変わるはずだ。

もちろん、自分のためだけに読まなくてもいい。お子さんにでも指南してみればいい。ドヤ顔でさww なんせ、とにかく読書感想文ってのは、というか国語は難しいという印象をもたれがちだ。もっと、シンプルに行こうぜ!
少し違うかもしれないが、どうせ仕事をするんだ。なら、嫌々するより、楽しくやった方がいい。感覚は、それに近い。という話だ。

僕が考える読書感想文には、3パターンある。
※注釈しておく、僕はライターでもないから色々調べないからね。あくまで僕の私見。そうじゃなければ、僕がここで書く意味はない。もとから正解もないんだ、でも、考えなしはいけない。そんな時のための参考になれば幸いだ。純文学を説明することに似ている。大事なのは、僕は、○○~だと考える。だと思う。だから、枕詞をつけないで説明する人は、少し苦手だ。

パターン1
⇒書き出しは作品あらすじからの、○○がよかった。○○に感動した。

パターン2
⇒書き出しから感想。
まさかそんな展開になると思っていなかった。○○が○○して、その時の○○が、可哀そうで、でも、さいごに○○して救われた。私も○○みたいに、○○したい。この本を読んで、○○を学んだ。楽しかった。次作も読みたい。

パターン3(ちなみに、僕はこれで書く)
⇒いきなりパンチランもしくは、世の中には2種類の人間しかいない。本書を読んだ人間と、そうでない人間だ~的な書き出し。引きつけから、内容とは関係ない作者の背景や、本書の立ち位置を書く。また、読んだ人が気になるような文中の引用等を選別。しかも定量化した点数だとかつける。

まあ、分かるよね。
パターン1はつまらないよね。雑過ぎかな汗 そもそもあらすじなんか必要ないよね。知っているし! じゃなくて、君はどう思ったのよ? だよね。
って、でも、僕はマジでなに書けばいいのか分からなくて、このパターンでなんとか粘っていました汗

パターン2は、ようは僕の考える読書感想文は、これだと思います。感想を書く。やっぱそれにつきるんだよね。しかも定性的でOKかと。とにかくどこが好きで、よかった、を熱い熱量をもって書けばいいと思う。
弱点は、本がつまらなかったら書けないと思うんだ。だって、ファンじゃないし、感想? 特にないよ。と、僕は思うんです!!
だ・か・ら、課題図書は古典じゃなくて、楽しい本がいいと思うだよね。
古典は分かりづらいのもあると思うし、ハードルが高いよね……
何が言いたいかって、本を読むことはいいことだよ。素晴らしい本だってことはなんとなく分かる。でも、楽しくない……これかと。

だから読書感想文は書けない。で、パターン1に帰結する。……待て、根本問題解決していないww

いちおう、続けよう。
パターン3、これはプレゼンだ。学生だったら卒論発表、学会でもそう。仕事でもレクするよね。この時、間違ってもマスターベーションしちゃいけない。相手がいるんだ。そして、この手紙のあて先は作者じゃない。営業だ。この本がいかに素晴らしいかを説明している。購買意欲が湧くようにしている。という、ようは全く別の手法だってわけだ。
プレゼンなら、視覚に訴える手法もいい。資料はカラフルで、字は大きく、端的にだ。発表力も大事だね。でも、口が使えないなら、言葉で刺す。
まあ、読書感想文とも言えないこともないが……これ以上は止めておこう。


言いたかったことは、まずは面白い本を読むことからはじめよう!
パターン2の手法で書けばいい。正解はない。大人になってよく言われるが、自分の言葉で話すことが大事だ!誰かのマネはしない方がいい。
そのことを証明するように、少なくても僕はこの記事1本書くのに、ネットでなにひとつ調べていない。まったく的外れのことを書いているかもしれないね。でもいい、僕の言葉だ。
ごめん、少しズレた。とにかくパターン1みたいな読書感想文はお断りだ。面白い本を読めば、おのずと溢れてくるのが、感想だ。あとはそれを紡げば完成だ。きっと、いい読書感想文が仕上がるはずだ。僕はそう思っている。

そのためには、少しずつ本を読むことからはじめよう。いきなり夏になって課題図書からスタートするのは酷だ。そもそもどうしたって合わない本もあれば、いっかい読んだくらいじゃ楽しくない本もある。

ありていに言えば
読書感想文の書き方なんて、大層な指南はない。ただ、自分の好きな本と出合うことができれば、それで大方終わりだ。問題は、そんな本と出合うことができるかだ。もしくは、ある本の好きなところを見つけることができるかだ。人の、いいところを探すことと似ている。

この帰結、近道はない。まずは薄くて、面白い本から読めばいい。少しオススメを紹介しておわる。
断っておくが、僕の好きな本の列挙じゃない(『人間失格』や『風の歌を聴け』『異邦人』はこてこての純文学で、好きな人にはたまらないが、まずはそこからじゃないと思っているわけだ)。

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太宰治  『走れメロス』
 遠藤周作 『海と毒薬』 
 吉本ばなな『TUGUMI』 
 又吉直樹 『火花』 
 燃え殻  『ボクたちはみんな大人になれなかった』 

ごめん、嘘ついた。大好きな本の列挙だったww

短くて、面白いものを、ピックアップした。どれも有名すぎるね。でも、ハズレなしだよ。自分でピックしておいてあれだけど、全部、純文だww

ぜひ、あなたの読書感想文を読みたい。
これで〆る。

最後まで読んでくれてありがとうございます。
また次の記事も読んでくれたら嬉しい(過去記事も)。それでは。また!

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