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vol.41 手影絵から物語ができる作品

みなさんは手影絵で遊んだことはありますか?

キツネは、手先が不器用な私が唯一自信を持ってできる手影絵です。片手で出来るシンプルなキツネです。小さいころ、暗い寝室の中でベッドライトを点けて遊んでいました。

両手を複雑に組み合わせるウサギも作ってみたかったのですが、私にとってレベルが高かったです。いまこの文章を書いている時にも、何年か振りにウサギに挑戦してみましたが、やはり出来なくて。コツはあるのでしょうか…。

手影絵で遊ぶ他にも実家の寝室には影絵を映し出す、きかんしゃトーマスのオルゴールがありました。部屋の中央に置いたオルゴールを回すと、トーマスと仲間たちの影絵が部屋じゅうををゆっくり走ります。

ベッドで影絵を眺めながらトーマスたちの物語をふんわり考えてみたり、オルゴールの音に癒されたり。寝室で過ごすお気に入りの時間でした。オルゴール、まだ実家にあるのかな。

私は影絵から物語を想像していましたが、実はAI技術で影絵から物語を作り出すことができるそうです。

Aria Xiying BaoとYubo Zhaoが制作した、《Narratron》(2023年)は私たちが作った手影絵の動物を読み取り、その動物を主人公に物語を生成します。《Narratron》は映像とともに物語を読み上げてくれます。どのように手影絵が物語になるのか、リンク先の動画で見ることができます!

自分で作った手影絵の動物が物語となって動き出すとは夢のような話だなと思いました。《Narratron》 に触れる機会があったら、ウサギの手影絵を頑張って作って、どのような物語が生成されるのかぜひ見てみたいです。

参考:
Aria Xiying Bao,「Narratron」, <https://www.xiyingbao.org/narratron>

CreativeApplications, 2023.07.11, 「Narratron - Shadow play with a storytelling AI」 <https://www.creativeapplications.net/objects/narratron-shadow-play-with-a-storytelling-ai/>


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