Arakezuri

words & songs written by Shumma Shirai …

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words & songs written by Shumma Shirai all aranged by Arakezuri

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セブンスター

セブンスターに火をつけて 夜が明けるのを待っている 本当は苦手なんだよ でも切ない味が欲しかった 情けない感傷に浸れば気は晴れたかい 悲劇を書き綴ってる自分がただかわいいだけだ ゆらゆら溶けた煙 肺に入らず消えてしまった ゆらゆら揺れた心 君は何を考えているの セブンスターを吸いきって 君のことは忘れてしまおう 後悔なんて一つもないよ 嘘、まだ忘れられないでいる 君がいない日々はきっといつもと変わらないだろう 何よりもそれが悲しい こんな日が来るなんて思いもしなかった

    • 帰路にて、劈く

      イヤホンのボリュームを今夜も最大にして 心臓の底まで染み渡らせるんだミュージック 私が信じたロックバンドよ 行き場のないこの気持ちを今すぐ代弁してくれ 帰路にて、劈く バッテリーの残量はあと20%です 私はどこへも行けなくなってしまうの それでも音楽はきっと鳴り響き続けるからさ 鼓膜を破る 鼓動高鳴る 鼓舞する自分 帰路にて、劈く 心が震える 救えなかった夜を 救える音楽を 私が信じたロックバンドよ 行き場のないこの気持ちを今すぐ代弁してくれ 帰路にて、劈く

      • テンダー

        弱いことが誰かにバレたら 嫌われるかな そんな事を考えてしまう 強さって何だろう わからないまま せめて弱くはないように自分を取り繕う日々 余所行きの顔をした僕は一体何者なんだろう ありのままなんてもう既に死んでしまったかな この弱さを認めることを 強さと名付けられたら これ以上、涙は隠さなくてもいいかな 零れ落ちた涙にも確かな理由があった 昨日の僕に負けないように 強がりで手に入れた言葉は一体誰を救えるのだろう 失うことを恐れるばかりで気付けなかったんだ もう弱音を

        • 釈明

          4.0インチの光で 照らせるものなんてないな 今夜の月は布団に包まったまま 僕らを見放したようだ この夜を越えても 君には会えないから 情けない言い訳を 今だけは許してくれ 本当はひどく弱いくせに バレないように強がって 情けない姿 君には見せられないと それが一番情けなかった この夜を打ち壊しても 僕は強くなれないから 意味のない自問自答を 繰り返して眠るだけ 何も言わなくていいから ただ今夜 寄り添って欲しい 何も言わなくていいから ただ今夜 寄り添って欲しいだけ

        セブンスター

          リヴソング

          幸せはどんな形をしているのだろう もしかしたらお金の形をしているのかもな そうだとしたら、これほど困りはしないよ 誰かが言う 人生の模範解答は どんな意味があるのかくらいは知っている そうだとしても、僕らは正直でいたいよ 愛するものに胸を張って生きていこう 生まれた街も 生まれた国も 生まれた星も 生まれた時代も 僕ら自分で決められないから 自分の幸せくらい自分で決めさせてくれ これからもずっと君といたい これからもずっと此処にいたい 誰かの言葉で曲がってしまうくらいな

          リヴソング

          結果論

          憂鬱な雨 午前0時前 もうどうでも良くなってしまって 明日の仕事も飛んでやろうかと 粋がってみたけど それでもやっぱりお金は大事だから 明日もちゃんと朝は起きるんだ なんだかこの広い世界で ちっぽけな穴に収まっている気がするんだ きっと不幸って訳じゃない きっと間違いなんかでもない 信じて、恨んで、を繰り返すばかり でもその心のすれ違いこそが 「生きている」という事ならば 俺はそれでいいと言いたい これで良かったんだと思いたい いつもの見慣れた帰り道で ふと何もかもを嫌い

          夕焼けのあと

          あの夕焼け空が綺麗だと思えた だからこの心もまだ捨てたもんじゃないな チャイムの音 ランドセル 砂利道 あの娘の黄色い声  そして、落ちていく太陽を合図に家に帰るのさ あの夕焼け空が霞んで見えても 涙が乾くのを待たなくてもいい 不意な夕立 忘れてきた 傘 雨上がり空は赤に 染まる 夕焼けの後は晴れるからとあえて傘は置いてきた あの頃が何よりも綺麗なんだと 思い込んでしまうから この今が何よりも綺麗なんだと 気付けないでいる あの夕焼け空が綺麗だと思えた だからこの

          夕焼けのあと

          独りの夜に

          二人で観たあの映画 つまらなかったね 僕はそれでも満たされたよ あなたはどうだったか知らないけど 二人で迎えた朝 時間が止まってるようで 触れれば壊れそうな あなたの言葉 繰り返して 独りきりの夜にあなたがいれば それだけでいいのにな、なんて 言える訳ないから 何も言えずに 黙り込んで今夜も眠るだけ 酔った勢いでかけた電話 あなたの声が聞けてよかった 蓋を空ければ全部冗談だってさ いい加減な言葉並べて 小さな期待ちらつかせるな もういっそひと思いに止めを刺してくれ

          独りの夜に

          夏暮れ

          夏が暮れていく肌寒さ纏う夜に 花火の音が突然 打ち上がったら 私はきっと泣いてしまうと思うの 儚い夢と残る火花の匂い 流れる水の音を背景にして ぼんやり君のこと考えている 帰り道の途中コンビニで、ふと 買ってきたビールはまだ冷えている 風は冷たいな フィルムに残せないあの日のワンシーンを 後悔と名付けて酔いしれているだけ 土砂降りの雨で雨宿りしている じれったいような愛があった 夏が暮れていく肌寒さ纏う夜に 花火の音が突然 打ち上がったら 私はきっと泣いてしまうと思うの

          明日の種を植える日々

          いつまでもこんな日々が 続くような気がした 抜け出そうと試みて 明日の種を植える そういや話があるんだけど 俺たち何の為に歩いてたっけ 気付けば普通の日々が過ぎていく 不本意ながらも悪くはないよな いつまでも微かな見込みを 当てにしたくはないけど 「大器晩成」という言葉なんかに 甘えてしまっている 例えば、このまま夢破れたら、なんて ちっぽけな事を考えている暇はないよな いつまでもこんな日々が 続くような気がした 抜け出そうと試みて 明日の種を植える日々 その種が芽

          明日の種を植える日々

          口実

          新しい靴を履いて 今日は遠回りして帰ろう 川沿い、街灯のない道を 月夜だけを頼りにして 転んで傷ついて騙されてもまだ なぜ人は歩き続けるのか 信じて望まれて捨てられないまま 栄光が俺を盲目にしている 行先は結局同じで 過程など俺しか知らない それでも歩いてきた道程を 君に話したいだなんて 馬鹿みたいだな 本当はわかっているはずなのに また葛藤の日々が続いていく 転んで傷ついて騙されてもまだ 立ち止まる理由なんて見つからない 信じて望まれて捨てられないまま 未来を夢見る

          赤羽

          時を越えて流れている 大きな背中追いかけてる 向かうは京浜東北線 220円で帰れる距離で 下した万札の使い道 失望した顔のキャッチの為じゃない 売れない路上ミュージシャンの 目の輝きは誰も知らない 夕焼けが隠れるは花団地の影 桜など舞い上がらない坂道を登って あなたの吸っていた息を たった今吸っています あなたの歩いた足跡を 今、辿っていく ここはきっと変わったんだろう 色鮮やかなこの街並みも 痛んだから取り換えられる 傷んだのはその胸も、かな 悲しみのその果てには

          檸檬

          気付けば季節は終わりを告げ 面影さえも翳りゆくのに 未だに憑りつかれているようだ ポストに入れ忘れた手紙は 月まで行って、あと50000Km 今更胸を締め付けるようだ あなただけ 恋しくて 校舎裏に咲いていた花が 計らずも教えてくれたこと もうすぐ泥の雨が降るってさ 思いも寄らぬこの出会いから 地球3周と10000km 急ぎ足で離れていったんだ あなただけ 恋しくて 檸檬の味が付き纏うなど 馬鹿馬鹿しいと解っていても いつもこの胸を焼き焦がすのは あなたが好きだ

          陽は落ちても、星の真裏にて昇る

          目覚ましの音が始まり告げる 何気ない日々から 突然に君がいなくなって 交わした誓いはすぐに消えた いつかは心が変わるなんて 知りたくなかった まだ果実は青いまま 落ちていくマジョリティと同じ結末 いつかは全てが崩れてしまうこと 見ないフリをしてただ走った 失くしてはじめて気付けるだなんて 認める訳にはいかないのさ 陽は落ちても、星の真裏にて昇る 姿を変えながらでも 進んできた意味はあったのかどうか どうでもいいぜ 俺が選んだ道がそれなら、 それなら。 いつまでも今

          陽は落ちても、星の真裏にて昇る

          君の瞳が綺麗だった 虫歯になりそうなほど 甘い 甘い 甘い瞳だった 君の思いがわからなかった 安いビールで酔えるほど 辛い 辛い 辛い 君の仕草が愛しかった 心臓を握られるほど 痛い 痛い 痛い夜だった 煙草の灰が風に吹かれていく この想いも一緒に 吹き去ってくれたら 君の瞳が綺麗だった 心を見透かされるほど 暖かった でも 君の右手が冷たかった 心臓を握られるほど 痛い 痛い 痛い夜だった 煙草の灰が風に吹かれても この想いは一緒に 吹き去ってくれやしないな

          此処にいる

          夜が染み込んで 二度と明けないとしたら このまま過ごす為の 新たな術を探すかな それならあの頃 話し合った夢はどこへ消えるのか わかっているんだろう 隠れた朝を探すだけ 果てしない世界の隅で 赤い旗を掲げている どうか聞いてくれよ 「俺たちは此処にいる」 煌めきの裏側で 今日もまた叫ぶのさ 確かな約束は出来ないまま 皮一枚で繋がっている未来がある ただひたすらに手繰り寄せていく 俺は俺を信じるだけ 「此処にいる」 煌めきの裏側で 今日もまた叫ぶのさ 俺たちはこの先

          此処にいる