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映画『ゴーン・ガール』 絶対に、絶対に、許さない妻vs支配される不貞夫

約2年ぶり、ディズニープラスにて

ゴーン・ガール〈2014〉


を吹き替えで視聴📺👀


【 ざっくりあらすじ 】

結婚して5年
ある日、妻が失踪した

ロマンティックな恋人期間、甘い新婚生活・・・
すべてが完璧だったはずなのに

捜索が開始されると マスコミが嗅ぎつけて耳目を集め、
日が経つにつれて夫は妻殺しの容疑をかけられる___


改めてヒトコワ的に恐ろしく、おもしろかった


この作品は〈夫婦とは?〉〈愛とは?〉
ということについてスリリングに観る者に問いかけていると思う

私は恋愛経験0の20代独身なので共感はないけれど、
人間の感情や不完全さ・ヤバい人間に興味津々なので
この映画はゾクゾクしてしまうような魅力がある


主なキャラクター

エイミー(ロザムンド・パイク)は、
夫を懲らしめる為なら自傷も他害も厭わないキャラクター
もう どえらいサイコ、執着心がハンパない

罪を憎んで人を憎まず、という言葉があるけれど
罪も憎むし人もとことん憎みますよって感じ

絶対に許さないという一貫したものを感じるし、
自傷、まして他害もあり得ないけど
まあ激しく心を傷つけられた経験がある人ならば
もしかしたら ちょっと共感できて
スカッとする部分もあるかもしれないと想像した


エイミーの夫 ニコラス/ニック(ベン・アフレック) 第一印象は最高、
物語が進むにつれて「なにやってんの...?」ってキャラクターだった

恋人同士の時と新婚の時は とびきりスイートで
徐々に徐々に妻への愛情が外に向いて
雑になっていったんだなぁと

なんか男性は本能的に多く子孫を残す為に
一人の女性じゃ満足できなくなる的な話を聞いたことがある

もちろん一人の女性を生涯大切に想って愛が冷めない男性もいると思うし、そう思いたいけど
やっぱニックみたいに若い女性と甘い時間を過ごしてセックスしたくなるものなんだろうか…


ニックの双子の妹 マーゴ(キャリー・クーン)は
前々からエイミーを嫌っていて女の勘があったようだし、
ニックに対する兄妹愛もあれば失望感もあって
兄寄りではあるもののバランスの良い
中立的な視点を持ったキャラクターだった

ただの数個 年の離れた妹設定にせず
“双子“の妹設定にしたところがなんだか絶妙に思った
特別な結びつきというか、対等に意見をぶつけても違和感がないというか


主要キャラクターの吹き替え

エイミー(ロザムンド・パイク)→加藤有生子さん
ニック(ベン・アフレック)→森川智之さん
マーゴ(キャリー・クーン)→本田貴子さん

が吹き替えをされている


基本的に洋画は字幕でも吹き替えでも楽しんでいる

約2年前にネトフリでこの作品を初見した時
どなたが吹き替えされているのか知らないまま
基本設定が日本語吹き替え版になっていて、
冒頭でいきなり聴き馴染みしかなかった森川さんの声が聴こえてきた瞬間
めっちゃテンション上がったことを覚えてる

ベン・アフレックの肉体に合わせた厚みのあるボイスだったし、
囁き声で「この最低の…クソ女」ってセリフはヤバかった


ロザムンド・パイクの声を当てられた加藤さん、
特にエイミーが冷酷モードになった時の声がめっちゃ恐い女そのものでゾックゾクした
色仕掛けからの…のシーンの声の変化も👏

キャリー・クーンの声を当てられた本田さんは
ダイソンのCMの冷静で澄んだ声の方ってイメージだったけど、
この役はかなり感情表現豊かだったので
冷静だけではない声色が楽しめた


Disney+

アマプラ


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