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NHK BS『ザ・ヒューマン』 61歳 藤井フミヤの“2センチ"

3月9日にNHK BSにて放送された、

ザ・ヒューマン 歌手 藤井フミヤ 〜歌はタイムマシン〜


を観た


世代でなくてもチェッカーズ、藤井フミヤさんのお名前や有名なヒット曲は存じ上げていて、
でも以前NHKで放送されたチェッカーズのラストライブを観るまでは楽曲を深々と聴いたことがなかった

見事そのラストライブの放送で
チェッカーズの楽曲&演奏
なにより藤井フミヤさんの歌唱と見目麗しさにハマり、
それから公式YouTubeでMVを観たり
サブスクで楽曲を聴きに行ったり
テレビ出演されることがあれば観るようになった


今回このザ・ヒューマンでは
自身初となる47都道府県ツアーに密着しながら、

・チェッカーズの歩み
・藤井さんやバンドメンバーのインタビュー
・ソロになって最大のヒット曲「TRUE LOVE」を歌い続ける理由
・東日本大震災の被災者との交流、その後


主にこれらのことを丁寧に
あまり詳しく知らない初心者にもやさしい、
穏やかな番組だった


どれだけキャリアがあろうとも
ステージの上に立って大衆の前で歌うという行為は緊張と重圧があることを知ったし、
ベストパフォーマンスをお客様に届ける為に
弛まぬ努力をされているのだなと


そしてボーカリストである藤井さんが心身ともに健康でいなければ成り立たない訳で、
若い時とは勝手が違う60代の肉体をどうケアして歌唱力を維持できるか、
という問題に向き合う姿をナチュラルにカメラの前で見せている点が新鮮だった
まさしくザ・ヒューマン、人間だった

特に印象的だったのが
ステージ後の楽屋で喉をケアされている時、
自分の声帯〈2センチ〉に
自身も家族もスタッフもお客さんも
全てがかかっている(平たく言ってしまえば生活がかかっているということかな)を話されていたシーンや、
どれだけ周りに理解者がいようとも
結局自分のことは自分にしか分からない…等々語るシーン

いわゆるスターの孤独というものを感じつつ、
内向的な一面も垣間見えた


始めは純粋にロック好き少年が突き進んだ結果
はからずも社会現象を巻き起こすアイドルバンドになって、
60代に突入した現在は自分の為より他者の為に
人々に喜びを提供する為に生きているのかも
とさらっと語る姿がカッコよすぎた…

しかも個展のシーンでの作品たちに惹かれるものがあったし、
歌唱力・人間力・美的センス・ビジュのよさ…
神は何物与えたの?って思わず思ってしまったほど


でも与えられたままじゃなく、
持っているものをもっともっとより良いものに人々に楽しんでもらえるように甘んじることのない姿勢が
今回の番組でよく伝わってきた


もうほんと、推しとしてパーフェクトな気がしてる👏



あと藤井さんがリハの時に喉のケアの一つとして
これめっちゃ美味しいよって話されてた商品見つけた↓


ほんとはNHKって宣伝しちゃいけないはずだけど
最近はなんだかゆるいのか、
変に隠すのもおかしいという方向性なのか
わりと商品映す印象あるなぁ


ザ・ヒューマン(NHKオンデマンド)



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