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ドラマ『離婚しようよ』 えっ?これ普通に地上波で流せばいいのに

一昨日 配信開始されたネトフリドラマ『離婚しようよ』、
全9話 観終わって最初に思ったのが記事タイトルの通り↑


愛媛県を舞台に、基本コミカルでほんわかした作風で
全てではないにしてもネトフリドラマにしては
極端に過激だったり重苦しいものではなかったので、
ほんと次のクールのドラマとして流しても色んな層がたのしめる作品だと思った


【 視聴する最大のきっかけ 】

情報としては宮藤官九郎さんと大石静さんが共同で脚本を書かれる話や
メインキャスト情報はなんとなく知っていたけれど、
正直あらすじに全く惹かれずスルーしかけていた

でもひょんなことからクドカンさん作品の常連で大好きな推し俳優の尾美としのりさんも出演されてると知って、
『THE DAYS』に合わせてネトフリ加入中だったこともあり
即「はい、観ます、たのしみ!」と
手の平くるんってして視聴に至った


【 キャラ&キャストについて】

結果 第1話から見せ場しかなくて心掴まれたし、
クドカンさんの尾美さんに対する絶大な信頼をビシビシと感じつつ
基本温厚でスマートだけど 時々毒舌で正当にキレる、グレイヘアが素敵な秘書さんは最高&最高だった

最近出演されてる某ドラマの出演シーンが思ったよりも少なくて、もっと尾美さんのお芝居観たいのになぁ…と枯渇感を感じていたので
ほんとクドカンさん大好き、尾美さん大好きってなった


そして主役、性欲の塊でアホだけど どこか憎めない三世議員(松坂桃李さん)と
そんな夫に嫌気さしまくり&怒りMAXな国民的人気女優(仲 里依紗さん)の
関係が壊れてから始まる紆余曲折な夫婦の物語もよかったし、

二人の離婚騒動に にゅるっと入り込んでいく
EDパチンコアーティスト(錦戸亮さん)との三角関係は
正直あんまり恋愛要素に惹かれないので
早くコミカルシーンこないかな〜って思ったりした瞬間もあったけど、
いらないキャラだとは思わなかった
でも雰囲気が怖い分、もっと分かりやすくド天然でピュア色濃い方がギャップ感じてよかった気がした
『流星の絆』や『ごめんね青春』から思ったら
ぐっと控えめなキャラ&お芝居だったなぁ


他にも印象的だったキャラを挙げると
三世議員の母親(竹下景子さん)
選挙命、当選することだけを考えるような
いかにも昭和的考えを持った女性だったけれど
意外と急にぶっちゃけた下ネタ言ったり
パチアーティストとのシーンでは喘いでて笑った

それに人気女優の担当弁護士のヘンリー(古田新太さん)で笑えるシーンが定期的にあって好きだった、
特にノースリーブの件や
ヘンリーの元カノで三世議員の担当弁護士(板谷由夏さん)との大学生時代のシーンでは
一所懸命 光飛ばして初々しさを演出されるも
それでも老いが画面ぶち抜いてくるヘンリーめっちゃ笑ったなぁ


【 政治、選挙をもっと身近に…? 】

吉田拓郎さんの名曲であり、過去ご本人がラジオで“死に曲”と嫌悪感交えて語ってたらしい「結婚しようよ」

その楽曲タイトルから拝借したという『離婚しようよ』は
タイトルだけ単体で聞くと当然夫婦の話に偏るのかなと思いきや、
政治家とその妻というキャラ設定上
夫婦の話に絡ませて選挙について結構しっかり描かれていた


当方26歳でまだ若者と名乗って良いのか微妙なお年頃かもだけど、
裏テーマとして若者に、あまり政治に関心がない層に選挙を身近に感じてもらいたいみたいな
そんなメッセージも込められていたりするのかなと感じた

正直未だに政治が分かってわからない
情報も何が正しくて どの政治家を信じていいのかわからなかったりするので、
選挙の熱量だったり 政治家の思いだったり 裏側を
コミカルに 時に真面目に描かれていたのを観て
ちょっとジーンとくる場面もあった


正直最初は ほんと全然期待してなかった今作、
所々しっかり笑えて さっぱり気持ちよく観終われたドラマでした🍊🧡👏


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