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”筆者は何を伝えたかったのでしょう。30文字以内でまとめなさい”
昔よく見かけたこの類の問題、大嫌いでした(^.^)

筆者の考えじゃなく、文章を読んだ後、自分が感じたこと、考えたことの方が大事じゃないの?って、学生ながらに思っていたんです。

実は、あれから何十年経った今でも、変わらずそう思っています。

筆者の考えの主軸をつかみ、まとめることはできますが、
それってつまらなくない?って(^-^)

1日中様々な学年の子どもたちと算数を勉強している私は、算数の時間にも関わらず、時間が余ると絵本を読んだり、雑談をしたりすることがあります。

基本的には、時間が余ることはあまりありませんし、あったとしても発展問題や応用問題のプリント、脳トレ、受験問題などを解くことがほとんです。

でも、学期末はその学年のまとめの時期で、余裕があったこともあり、自身の絵本第1冊目『たまねぎのなみだ』を読み聞かせしてみました。

まだ本になっていない状態、原稿をチェックしている段階のものをスライドで映し、大きな画面で見てもらいながら・・・そして、みんなにひと言感想をもらったので、こちらにご紹介します。

子どもたちは「小5女子」とか匿名にしてください!と、もちろんそのつもり(^-^)ブログ等で紹介することを快諾してもらっていました。
むしろわ~い!と喜んでいる(^.^)
(まだ載せるとも約束していませんでしたが、それを意識してか、字をきれいに書く子が増えたのが面白かったです。)

普段も「先生の雑談は社会に出てから役に立つ話が多いし、面白いから好き」と言ってくれたり、メッセージしてくれる子たちが多く、受け取る側の感性の美しさ、優しい子どもたちに救われ励まされる毎日です。

では、絵本『たまねぎのなみだ』(作 希流れお)子どもたちの感想を、まずはいくつかご紹介させていただきます。

「夢を持つことや自分の個性を大切にしたいと思った」

「“みんなちがってみんないい”って言葉がぴったりだと思った」

「「先生らしい絵本で、私も好き!息子さんの絵も上手♪」

「どんな自分でもいいと気づいていくところに、たくさんの愛を感じました」

「ありのままの自分で生きたいと思った」

以上 ↑ 小学5,6年生の子どもたちの絵本の感想でした。
もう本当に嬉しかったです。

もちろんごく一部でしたたので、今後もまたご紹介させていただこうと思っています。

特筆すべきは、小学生でありながら、筆者の想いを知ろうとしてくれたり、真意を読み取ってくれたことでした。

自分の想いを、わかりやすく的確にまとめあげるのは、大人でさえ得手不得手があるところ。

子どもたちのみずみずしい感性は、自らの可能性を間違いなく広げくれる魔法のようなものなのでしょう。

こういうのも才能なんだよなぁ・・・と、しみじみ感じました。

物語に込めた私の想いを、しっかり受け取ってくれていること、
そこまで汲み取ってくれたんだね、と感心するものばかり。
本当に嬉しかったです♡ありがとう!!

絵本は意外にも高学年にもヒットしました(*^-^*)
すでに第2弾の出版に向けて準備を開始しています♪
今度は児童書になりそうです。

私自身も伝わる響く物語を書きたい!と思い日々試行錯誤していますが、
子どもたちの才能、感性に助けられる部分も多いんだろうなぁと感じています。

子どもたちへ向けた作品、と言いつつも、
大人のみなさんを童心へと誘う物語でもあれたらとも思っています。

ネタはたまっていく一方、どんどん書き溜め
次々に出版する循環を生み出そう♪

「先生のこの絵本を買って、ゆっくり家で読みたい」
そう言ってくれた子たちのためにも☆


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