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私とソウルメイトが出逢うまで⑩「これが運命の出逢い♡〜1397分の1の確率〜」

今日は3回目のデート。
朝からソワソワと落ち着かない。

彼はお仕事があって、
仕事終わりに私の最寄駅で
待ち合わせをした。

3日ぶりの再会。
毎日連絡を取ってはいたものの、
やはり待ち合わせのあの瞬間は
気恥ずかしくもあるものだ。

横浜に向かう電車の中は
ほぼ満員状態。
手すりに掴まることすら
許されない環境で、
彼の腕をそっと掴んだ。

彼が近くに居る。
それだけで心臓がバクバクで。
嬉しさ半分、緊張半分。
なんだかやけにドキドキだった。

その理由は、
「3回目のデートだし、今日きっと
告白されるに違いない!」
という確信が私の中で
あったから。
(どんな自信過剰 笑)

ある駅で降りて、坂道を登った。
なんでも彼の友人の奥さんが
近々出産を控えているから
「無事に産まれるように
安産祈願したい」と言われたからだ。

ヒールで歩く場所じゃない。
久しぶりに登って、息が上がる私。
そんな私の姿を見ながら、
「お参りに付き合ってくれて
ありがとね^ ^」と言ってくれる彼。

結局神社は閉まっていて、
彼は門のところから
合掌して祈っていた。

それから坂道を下り、
みなとみらいの夜景を見ながら歩き、
夜ごはんはビュッフェを選択した。

夜遅い時間だったのもあって、
時間帯によってサービスするお肉を
食べることが出来ず残念がって
いた私の姿を見て、
彼がダメ元で店員さんに
「お肉ってもうないですよね?」
と聞いてくれた。

そんな優しい姿にキュンとしながら、
店員さんに「申し訳ございません」
と言われ、
「仕方ないね〜。他のを食べよう♡」
と話していると

さっき話していた店員さんが
「シェフに話して特別に
お二人分お持ちしました♪」
とサービスして頂き、
「嬉しすぎる〜♡♡」と
幸せそうに頬張った。

ソウルメイトと居ると
めでたいこと、良いことが
起こる♡そんなことを本で
読んでいたから、
「やっぱりこの人はソウルメイト
なんだなぁ〜♪」なんて
想っていたのだった。(単純)

ご飯を食べ終えて、
赤レンガ倉庫付近までお散歩した。

肌寒さと、
温かみのあるオレンジ色のライト。

赤レンガ倉庫独特のカラーに
惚れ惚れしながら、
海の見えるベンチへと誘われた。

あ、いよいよ来るな!

そんなことを思いながら、
彼のことをじっと見つめる私。

手をつないだままの状態で
開口一番こんなことを言われた。

「ずっとこのまま曖昧な関係を
続けるのは違うかなと想ったから
ここではっきりさせるね。」

心臓の音がうるさい。。
そう感じながらも、彼の話は続く。

私のことを褒めてくれて、
私に対して良いと想ってくれる
ところを伝えてくれる彼。

その後に言われた
「俺と付き合ってください。」
というストレートな表現に
胸を打たれ、
即答で「よろしくお願いします」
と恥かしげに答えた。

良かった〜!と安堵する彼の姿が
とても愛おしくて、私から見た
彼の好きなところを伝えた。

少し経った後、彼がこんなことを
言った。

「俺は運命なんて。。
って思うタイプだけど、
ここまでシンクロが続くと、
ゆりかとの出逢いは
運命なのかなぁって想ったよ。

ここまでの道は神様が与えて
くれたものかもしれないけど、
これからの道は二人でちゃんと
歩んでいこうね!」

そんなくさいセリフを言って
お互いの目を見て笑い合った。

アプリで出逢ってから3週間、
デートから1週間後に
晴れて私たちは付き合うことに
なったのだった。



【1397分の1】

この数字は恋活アプリで私が
もらったいいねの数。

アプリを辞めようと想いたった
あの時、ふと脳裏に浮かんだのは
彼の存在だった。

本当にご縁のある人とは、
何かしらの形で繋がるように
なっている。

そんな経験をした私は、
彼のことを「ソウルメイト」
呼ぶ。



あとがきに続く。
▶︎あとがき

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