さて、マリトッツオについて。
マリトッツオはブリオッシュ生地のパンにこれでもかとホイップクリームが挟まった、ちょっぴり乱暴なイタリアの郷土菓子。
「どうやって食べるのだろう」などという疑問や、食べたら太りそう といった邪念は持たずに、何も考えないで思いっきりかぶりつくのが美味しい食べ方の秘訣系スイーツです。
そんな糖質&脂質の爆弾なマリトッツオをヘルシーに、しかもご自宅で作れないかな？と試してみたのが今回のnote。

私のお店でもヴィーガン&グルテンフリーのマリトッツオは人気商品なのですが、同じものをおうちでとなると、作るのがちょっと大変。
そこで、どうにかならないかと試行錯誤。
結論、色々と試行錯誤して、乳製品、卵、小麦、白砂糖不使用で超簡単にできることが判明。

誰でも簡単にできる方法とレシピの考え方をまとめました。

→ちなみにこれはお店でマリトッツオを発売した時のリリース。

マリトッツオは大きく分けて2つのパーツから作られています。
パンとホイップクリームです。
よって、マリトッツオをヴィーガン&グルテンフリー で再現するには、以下の作業が実現可能かに大きくかかってきます。

1生クリームを使わないでホイップクリームを作れるか
2パンを小麦不使用にできるか

この2つの課題をクリアしたら、ヘルシーマリトッツオの爆誕な訳です。

1 生クリームを使わないでホイップクリームを作れるか

これに関しては、簡単に解決することができます。
というのも、生クリームを使用せずとも、ココナッツミルクでホイップクリームを作ることができるからです。
ココナッツミルクは、低糖質で乳製品を一切含まず、中鎖脂肪酸というダイエッターにも嬉しい良質な脂質がたっぷりと含まれています。しかも、おいしい！

道具は、1000円~2000円で手に入る簡単な電動泡立て器があればOK。
詳細な作り方は、こちらのnoteで紹介してます。

ちなみに、このココナッツミルクで作るホイップクリームは、それだけで食べてもとってもおいしいし、クッキーにサンドしてもgoodなので、乳製品食べるとお腹痛くなっちゃうんだよな〜という人みんなにトライしてほしい！

2 パンを小麦不使用にできるか

ここに関しては、楽しちゃいましょう。
自分でグルテンフリーのパンを作ることも、もちろんできますが、材料が色々必要だったり、オーブンも必要だったりで、各家庭で再現するにはちょっと難しいので、手間抜きします。

便利な世の中で、こんな美味しい商品があるんですね〜。

「玄米のマイセン」さんの丸パン、サイズもちょうどよくってとっても美味しいです。

意外と知られてませんが、実は、グルテンフリーのパンは、いろいろなメーカーから発売されています。
意外とお値段もリーズナブルなものが多いので、たくさん取り寄せて食べ比べるのも楽しいかもしれません。

さて、ここで一つ問題が。
本場イタリアのマリトッツオはブリオッシュ生地なのです。
ブリオッシュとは、バターや卵をたっぷり使った濃厚で味わい深いリッチなパンのこと。

残念ながら、現在日本で発売されてるグルテンフリーパンの中に、ブリオッシュと同じ種類のおいしさを感じることができるものはありません。

じゃあ、なければ自分でどうにかしたら良い！ということで、、、こんな便利アイテムを使います。

「ヴィーガンバター」
ヴィーガンバターとは、乳製品を一切使用せずに、バターの味に近づけた油脂のことです。

私のお気に入りは「NATURLI プラントベース　有機スプレッド」。
まるで、本物のバターのような味わい！

このヴィーガンバターを、真ん中をカットしたグルテンフリーパンの中にしっかり塗り込みます。

こうすることで、グルテンフリーパン単体では表現できない濃厚さをかもし出すことができました。

バターを塗ったら、間にでき上がったココナッツのホイップクリームをしぼり入れます。しぼり袋があると便利ですが、なければスプーンで挟みましょう。

パンにサンドしたら、苺やピスタチオをくっつけたりと、アレンジの幅は無限大です。

ちなみに、何種類か味を変えてマリトッツオを出してるのですが、1番人気はピスタチオ ！
フワフワホイップにピスタチオの香ばしさと風味がたまりません。

ピスタチオ は製菓用のダイスタイプのものを使うと自分で砕かなくて良いので便利です。

意外と簡単に作れて、道具もあまり必要せず、ネットショップでお買い物するだけで材料が全て集まるヴィーガン&グルテンフリーのマリトッツオ。

おうち時間にぜひ作ってみてはどうでしょう？