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Peau de Chagrin:マルゴー・ヴァレンジン

Peau de Chagrin:マルゴー・ヴァレンジン

マルゴー・ヴァレンジンは、抽象と比喩の境界を探求する画家だ。
彼女の形成的訓練から情報を得た、これらの作品は、シュルレアリスムの女性画家の影響を受けている。

Peau de Chagrin

Peau de Chagrin(悲しみの皮)
Oil on canvas, chair, fur(キャンバスに油彩、椅子、毛皮), 2019

Peau de Chagrin

Peau de Chagrin
Oil on canvas, chair, fur, 30Wx36Lx40H, 2019

Peau de Chagrin

Peau de Chagrin
Oil on canvas, chair, fur, 30Wx36Lx40H, 2019 

Esprit naturelの分析:アフォーダンス(affordance)と身体工学の視点
イス=人間が腰掛ける

アフォーダンス(affordance)とは、「環境と動物の視覚の関係を生体学 的に定義したもの」=「環境が動物に提供する価値」 (1960年代にジェームス・ギブソンが、提言した造語(affordance =afford :~ができる。~を与える。) イス=人間が腰掛ける。地面から、30-50cm/水平/50cm以上の幅、60kg程度の加 重に耐える物体。条件にかなう情報(価値)を環境から、探し得て腰掛ける行動 する。

artoday
Fig.アフォーダンスを提供するサイン(記号)

(註)サイン(記号)は、知覚を支える「意味作用」、「表象」であり、コミュニケーション要素。

身体工学の視点(内界と外界とのフィルター)

モノの価値の分類を考えてみる。
(1)物質的価値:存在そのものの意義
(2)情報的価値:ブランド/ファッション
(3)関係的価値:自分にとっての意味と価値
(註)関係的価値の重要性:欲求と価値変化

Peau de Chagrin(悲しみの皮)は、

Peau de Chagrin(悲しみの皮)は、このアフォーダンスの視点で考えるとイスの概念を超えている。そして、物質的価値のもとで、情報的価値、そして、関係的価値が、乗っかったインスタレーションであり、女性の身体、動植物の永続性を語りかけている様相を感じる。-artoday

マルゴー・ヴァレンジンの類系としてのアートワーク

マルゴー・ヴァレンジン(Margaux Valengin)

マルゴー・ヴァレンジン(Margaux Valengin,1992- /フランス生まれ、ニューヨーク在住のアーティスト)

Margaux Valengin

抽象と比喩の境界を探求する画家であり、作品は、コラージュベースのプロセスを通じて、シュルレアリスム化されている。
その、ヨーロッパの美術史を暗示する絵画は、資本主義社会の制約の下で構成される。女性の身体、動植物の永続性を描写し、そして、階級とジェンダーの差し迫った問題を提起していると言われる。

マルゴー・ヴァレンジンのアートワーク

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