朝日新聞出版さんぽ

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朝日新聞出版公式note「さんぽ」へようこそ! 既刊本の連載や新刊試し読み、著者インタビューや対談など、本にまつわるあれこれをゆるくお伝えしていきます。新刊・既刊はこちらで https://publications.asahi.com/

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  • きょうもパンダ日和

    パンダ愛がもっと深まる記事をパンダ編集班がゆる~くお届けします。

  • 築地川のくらげ読書感想文

    新刊が出る度に、広告を作り、POPを作り、チラシを作る。宣伝課のしがないスタッフが、独断と偏見で選んだ本の感想文をつらつら書き散らす。おすすめしたい本、そうでもない本と、ひどく自由に展開する予定

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「あなただからこそ」のスペシャル感が伝わる! 相手をほめる時に“ちょい足し”したいことば

■苦労話を聞いてもらうのはと「ほめ」と同じ効果  対等な関係性の相手や、部下や後輩などの仕事が「何も言うことなし!」「パーフェクト!」と感じる出来であったときにちょい足ししたい、惜しみない賛辞を紹介します。 \ちょい足し!/  さらに、そこから「今回のイベントは、設営が大変だったんじゃない?」「どれくらい前から準備をしていたの?」などなど、「完璧」だと感じたポイントについて質問をして、相手に存分に語ってもらいましょう。なぜなら、自分の経験を人に聞いてもらうことは、ほめら

    • 【祝・サッカー本大賞2024 大賞&読者賞W受賞!】5度の大ケガ、「それでも前を向いた」宮市亮選手 10年前のアーセナルでの苦闘と岡田武史氏の言葉を明かす

      天才エジルとの強烈な出会い  2013-2014年、このシーズンのアーセナルも豪華メンバーだった。各国代表ばかりで、サッカー好きなら誰もが知るような世界的なスターがたくさんいた。  当時を振り返って思い出すのは、僕がフェイエノールトから戻ってきた2011年夏に15歳でアーセナルに加わったセルジュ・ニャブリの姿だ。2022年のワールドカップ・カタール大会でドイツ代表の10番を背負った選手で、現在はドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンで活躍しているが、2013-2014年シーズ

      • 「自由なんて面倒くさい!」なら誰かに決めてもらうのも自由。本当の“自由”を選択するために役立つ2つのこと

         リベラルアーツは中世ヨーロッパにおいて、肉体労働から解放された自由人のための特に重要な教養だと考えられていました。この場合の「肉体労働」は、やることを他者に決められていることを指します。つまり「自由人」というのは、ある程度自分のやることを選択する自由がある人のことです。  もしかしたら、「自由なんて面倒くさいから、やることを決めて欲しい!」と思う人もいるかもしれませんが、それでいいんです。自由に決めるかどうかを選ぶことができることこそ、リベラルアーツ的な自由ですから。信頼

        • 【映える!沖縄旅】フォロワー12万人超えの写真家・6151さんと沖縄のフォトスポットを巡る旅

          【小高い丘の上にある秘密のレストラン】  まず、6151さんが訪ねたのは、自然いっぱいの南部エリア。丘に登る細い道をたどっていくと、そこに、木々に囲まれた一軒家カフェを発見した。「BE NATURAL(ビーナチュラル)」と名付けられたカフェのメニューは、その時期に沖縄でとれる野菜や地魚をつかった「本日のおまかせランチ」2200円のみ。3週間ごとに内容が変わる一期一会の料理と共に、大きな窓から光がたっぷり注ぎ込む空間を楽しんで。 【全部欲しくなる!ここにしかない器たち】

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          シンプルで最高な「ほめ言葉」は、小さく独り言のように“つぶやく”と最強

          ■想像してくれたことへの感謝を  プレゼントをもらったときのリアクションは難しいですよね。そんなときに気軽に使えて感謝の気持ちが伝わる“ちょい足し”が、こちらです。 \ちょい足し!/  例文は、贈りものをいただいたときや、お店でイメージを伝えたら、店員さんが奥からそれにピッタリの商品を出してきてくれた場面などを想定したものです。パートナーが買い物ついでに、切らしていたあなたのシャンプーを買ってきてくれたとき、「ありがとう。ちょうど欲しかったの!」と使うことも。  また

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          【試し読み】ビジネスコンペ300戦無敗!選ばれる達人が明かす『選ばれ続ける極意』の「はじめに」と第1章を公開!

          はじめに――「なぜか選ばれないあなた」に、武器を贈りたい!「素敵な異性から選ばれたい」 「憧れの会社の面接で選ばれたい」 「オーディションで選ばれたい」  競争率が高いこの世の中では、誰もが選ばれることを望みながら、実際に選ばれる人は僅かという現実。 「私には真似できないほどのあれだけの努力をしているのだから、選ばれるのは当然の結果」だと思わざるをえない人ももちろんいる。  しかし、自分と同じくらいの努力しかしていないように見えるのに、なぜか要領良くいつも選ばれている人たちも

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          この小説は、みんなへの声援/せやま南天著『クリームイエローの海と春キャベツのある家』創作大賞2023(note主催)受賞の秋谷りんこさんによる書評を公開!

          この小説は、みんなへの声援  私は、家事が苦手だ。子供の頃からおっとりしており、身の回りのことをするのが得意ではなかった。大人になっても変わらず、掃除も片付けも人並みにはできない。料理はするが、上手ではない。レトルト調味料や冷凍食品に助けられ、何を出しても「美味しい」と言ってくれる夫に救われているだけだ。洗濯は嫌いではないけれど、得意でもない。先日、仕事から帰ってきた夫が、部屋干ししてあるシャツの袖を黙って引っ張り出していた。片袖だけ裏返ったままで干していたことに、私は一日

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          「お金はいらない、偉くもなりたくない、だから勉強しない」と子どもに言われたら、あなたは何と答えますか?

           勉強をしていて、「なんでこんなことをしなければいけないんだろう?」って思ったことはありませんか? ぼくは中学生のころ、特に興味がない教科や、先生と相性が合わないときに、よくそんなことを考えていました。いったいぼくたちは何のために学ぶのでしょうか?  あなたにやりたいことや夢があるなら、学ぶ理由は簡単です。よりよい人生を歩むためです。興味があることなら学ぶこと自体が楽しいですし、夢のためなら少々大変でも意味があります。自分のためではなく、世のため人のために実現したいことがあ

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          【サッカー本大賞2024】宮市亮が3度目の膝の大ケガで「エゴイスト」にならずに済んだ理由 横浜F・マリノスの仲間たちの教え

          横浜F・マリノスで教えてもらったこと 吹っ切れていたとでもいうのだろうか。3度目の前十字靱帯断裂という大ケガを確信し、ピッチを退いたあと、ロッカールームに戻った僕は、状況をどこか冷静に考えることができていた。 試合に勝ち、優勝を勝ち取った日本代表チームのロッカールームには喜びがあふれていた。その雰囲気を壊したくなかった。自分の身に起きた出来事を泣いている場合ではないと思った。 優勝のために活躍した選手を、勝ったチームを祝福したかった。だから僕は、努めて平静を装った。「と

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          <祝・本屋大賞2024第3位&第9回渡辺淳一文学賞受賞!>【インタビュー】塩田武士が見た、松本清張の背中 話題作『存在のすべてを』で挑んだ「壁」

          「作家には定期的に必ず越えるべき壁が出てくると言いますが、私にとってはそれが『罪の声』でした。以前、作家の湊かなえさんのラジオに出演した時に、湊さんがこれから塩田さんは『罪の声』と闘うことになる、私が『告白』と闘ったように、と言われたことがあるんです。重たいなと思いました」  塩田武士さんが2016年に発表した『罪の声』は、「グリコ・森永事件」をモチーフにしたサスペンス小説だ。週刊文春ミステリーベスト10(国内部門第1位)、第7回山田風太郎賞を受賞するなど一世を風靡し、20

          <祝・本屋大賞2024第3位&第9回渡辺淳一文学賞受賞!>【インタビュー】塩田武士が見た、松本清張の背中 話題作『存在のすべてを』で挑んだ「壁」

          【祝・本屋大賞2024第3位&第9回渡辺淳一文学賞受賞!】「生きている」重みと「生きてきた」凄み/塩田武士著『存在のすべてを』池上冬樹氏による書評を再公開

           塩田武士といえば、グリコ・森永事件を題材にした『罪の声』(2016年)だろう。迷宮入りした事件を、脅迫状のテープに使われた少年の声の主を主人公にして、犯罪に巻き込まれた家族と、未解決事件を追及する新聞記者の活躍を描いて、厚みのある社会派サスペンスに仕立てた。週刊文春ミステリーベスト10で第1位に輝き、第7回山田風太郎賞を受賞したのも当然だった。 『罪の声』から6年、新作『存在のすべてを』は、『罪の声』を超える塩田武士の代表作で、いちだんと成熟して読み応えがある。物語はまず

          【祝・本屋大賞2024第3位&第9回渡辺淳一文学賞受賞!】「生きている」重みと「生きてきた」凄み/塩田武士著『存在のすべてを』池上冬樹氏による書評を再公開

          【祝・本屋大賞2024第3位&第9回渡辺淳一文学賞受賞!】塩田武士『存在のすべてを』刊行記念インタビュー/「虚」の中で「実」と出会う

           情熱を失った新聞記者が再び「書きたい」と奮い立つ題材に出会うという出発点はデビュー作『盤上のアルファ』(2011年)、子供たちの未来を奪う犯罪への憤りという点では代表作として知られる社会派ミステリー『罪の声』(2016年)、フェイクニュースが蔓延し虚実の見極めが難しい現代社会のデッサンという点では吉川英治文学新人賞受賞作『歪んだ波紋』(2018年)、関係者たちの証言によって犯人像が炙り出される構成上の演出は『朱色の化身』(2022年)……。塩田武士の最新作『存在のすべてを』

          【祝・本屋大賞2024第3位&第9回渡辺淳一文学賞受賞!】塩田武士『存在のすべてを』刊行記念インタビュー/「虚」の中で「実」と出会う

          夢を追いかけ続け、叶えた藤岡陽子さんだからこそ書けた『メイド・イン京都』 モデルとなったデザイナー・谷口富美さんによる文庫解説を特別公開

           藤岡陽子さんの『メイド・イン京都』(朝日文庫)が刊行されました。  物語のモデルとなった、デザイナー・谷口富美さんが解説を寄せてくださいました。学生時代から藤岡陽子さんを見てきた谷口さんによる解説の全文を掲載します。 「ひさみちゃんをモデルに小説を書かせて欲しい」  藤岡陽子先生にそう言われたとき、背中がじんわり熱くなり、「私の人生でこんなに輝かしいことが起こるのか!」と叫び声が、お腹の底から脳に向かって聞こえ、星屑にあたたかく包まれたようでした。 「ひさみちゃんが

          夢を追いかけ続け、叶えた藤岡陽子さんだからこそ書けた『メイド・イン京都』 モデルとなったデザイナー・谷口富美さんによる文庫解説を特別公開

          汚職事件を追う捜査二課の刑事を描いた、堂場瞬一さんの『内通者』が文庫新装版として刊行! 現役大学生の書評家・あわいゆきさんによる文庫版解説を特別公開

          〈時代〉と〈世代〉を超えて、愛され続けるための秘訣  普遍的な小説、とは一体なんでしょう? たとえば国語の教科書に長く載り続けているような古典や近代文学は、読んだことがある、というひとも多いかもしれません。太宰治『人間失格』などは特に、中高生を対象にした読書調査アンケートでもここ数年、読んでいる本の上位に居続けています。あるいは老若男女楽しめるように書かれている軽快なエンターテインメント小説も、世代にかかわらず親しまれているでしょう。  一方で、どんなひとが読んでも面白い

          汚職事件を追う捜査二課の刑事を描いた、堂場瞬一さんの『内通者』が文庫新装版として刊行! 現役大学生の書評家・あわいゆきさんによる文庫版解説を特別公開

          “漢字”に隠された残酷な歴史 「辛」から派生した入れ墨にまつわる痛い漢字たち

           例えば、「辛」の古代文字は、手で握るグリップがついた大きな針の形を表している。古代中国では、刑罰や通過儀礼などで「入れ墨」が用いられた。「辛」は、その入れ墨を入れるための針を表し、入れ墨をするときの痛みから「つらい」などの意味になった。  もう一つ、「辛」から派生した文字がある。「童」だ。小さい子どもを意味する「童」に「辛」が隠されているとは意外だが、「童」の古代文字は、上半分が「辛」と「目」の組み合わせ、下半分は「東」の元の形だ。つまり、「童」はもともとは、刑罰として目

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          【サッカー本大賞2024】3度の前十字靭帯断裂。引退を考えた宮市亮に「引退撤回」を決意させたチームメイトやサポーターの驚きの行動

          横浜F・マリノスの仲間からもらったやさしさ 右膝に大ケガ(3度目の前十字靭帯断裂)を負った日本代表戦の翌々日(7月29日)は、横浜F・マリノスのチームが練習している場所に行くことにした。翌日に鹿島アントラーズ戦を控え、午前中から非公開練習を行っていた。 右膝にまた大ケガをしてからまだF・マリノスの選手たちには会っていなかった。心配をしてくれているだろうみんなに、あいさつがしたかった。大事な試合に向けた激励のつもりだった。 競技場に着くと、入り口でオーストラリア人のヘッド

          【サッカー本大賞2024】3度の前十字靭帯断裂。引退を考えた宮市亮に「引退撤回」を決意させたチームメイトやサポーターの驚きの行動