見出し画像

BtoCへの長い道程

旭工業有限会社です。
昭和31年創業、長きにわたりカーボン加工一筋でお客様のニーズにお応えしてきております、神奈川県綾瀬市にある町工場です。

前回カーボングラファイトのご説明から、なぜ一般のお客様向けの調理器具を開発しようと思ったのか。簡単に経緯をお話させていただきました。

カーボンでバーベキュープレートを作ってみたものの、
どうやって皆さまに知ってもらうか?販売していくのか?
ここからが商品化に向けて長い道のりでした。

何も分からない手探りの中でしたので、試食会を開いて知り合いにクチコミで伝えていただいたり、地域のイベントや会社のHPで細々と宣伝するくらいがやっとで、中々上手くはいかず月日だけが過ぎていきました。

2015年 そんな中、綾瀬市がものづくりのまちとして活性化をねらい、
市内のものづくり業者を対象にBtoC商品開発のセミナーを企画している事を知りました。
講師として招かれたのが、生活用品の企画製造販売、全国の企業・産地のデザインコンサルティング等を行うデザインカンパニー【h concept】代表の
名児耶氏です。

初回は諸事情により参加できませんでしたが、弊社の社長(当時専務)が
参加することになり、ターニングポイントとなる出会いとなりました。

2016~2017年綾瀬市内の数社が自社の技術を活かしたBtoC商品開発を本格的にスタート。
市とh conceptのマッチングにより、株式会社ナウ産業、旭工業有限会社が共同開発を進める事に。
商品開発に研究を重ね、その高度な技術と確かな品質を掛け合わせた商品を手がける「あやせものづくり研究会」が誕生しました。

各社が得意の分野を活かした製品を開発します。弊社はすでに自社独自でカーボングラファイト製の【バーベキュープレートや焼き鳥焼き器】の商品開発を進めておりましたが、販売化に向けてはNGとなってしまい、新たな試作品を作る事になりました。

カーボンバーベキュープレート

続く


この記事が参加している募集

自己紹介

仕事について話そう

仕事のコツ

with 日本経済新聞