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出来事は変えられないが体験は変えられる

私たちは様々な価値観を持って生きています。
その為、同じ出来事であっても反応は人によって違います。

雨が降った日。
「憂鬱な気分になるから嫌」という人もいれば「買ったばかりの傘を使えるからラッキー」と考える人もいます。

そう考える事自体には、良いも悪いもありません。
どのような考え方をするのかは本人の自由です。

ただ、考え方によっては自分を傷つけてしまう考え方もあります。

仕事でミスをしてしまった時。
「俺はなんて使えないんだ」「会社にとってお荷物だ」「自分なんて価値がない」という極端な思考をしてしまう人もいます。

いわゆる「ゼロヒャク思考」とか「白黒」思考と呼ばれる思考状態です。
このような思考状態になってしまうと、思考力や発想力が狭まってしまいます。さらに、あいまいな状況に耐えられずに自分自身のメンタルを傷つけたり、周囲とのコミュニケーションも悪化してしまいます。

そのような思考に陥ってしまわないように心がけてほしいのが、「時として出来事自体を変えるよりも体験を変える方が役に立つ」という心理学の考え方です。

「仕事でミスをしてしまった」という出来事そのものを変えることはできません。ですが、それを「俺はなんて使えないんだ」という体験にするのか「勉強になった」という体験にするのかは自分自身で選択できるのです。

そんな風に視点を変える力が自分自身にあることに気づき、その力を伸ばしていけば、どのような出来事に遭遇したとしても極端な思考におちいらず、自分自身をコントロールできるようになっていけると思います。



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