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体重から導かれた、才能と多様性に関するある一考

モデル体重、美容体重、標準体重てのが最近はあると知って計算したら、3年くらい前まではモデル体重だったと判明。(今は違う。どう考えても。確実に。笑)

それでね、理解したんですよ。
モデルさんとかが、あの体型を健康的に維持できるっていうのもまた、才能なんだと。誰しも練習すれば勝てるってもんでもないのと同じで、あれ、天賦の才的な特殊技能なんですよ。

なんせモデル体重時代、私、すごく大変だったもの。体調はずっと悪かったし、なんなら「食べることに執着がない」などというセルフマインドコントロールまで持ち込んでたくらいで。それをあんなに美しくやれるなんて、実力の違いですよねほんと。(そのためにお金を使えるのもまた、才能の一部ですね)

例によって世論に逆らうことを言うようですが笑、私は「細すぎるのはダメ」とか「モデル体重は異常」などとはおもってません。だって、モデルさんのように洋服を美しく見せられる着こなしができる人とか、「いるだけで正義」くらい思わせられるくらい造形の整った人とかは、やっぱ居てくれたほうがいいじゃないですか。華やぐし、それにインスパイアされた美しいデザインが生まれもするだろうし。なんだかんだいってやっぱイケメンは正義だもん。笑
天賦の才なんだから与えられた人は存分に活かして楽しんだらいい。

でも、あの特殊技能を「誰でもできる」とか「みんなが持ってなければいけない」てなると、しんどくなるのだとおもうのです。それは、偏差値は高い方がいいとか、足は早い方がいいとか、人の気持ちは分かる方がいいとかと同じように、そういういろんな能力を「一人がすべて体現しないといけない」とするのは幻想であって、かなり無理があるよね、と。

みんながそれぞれ、カラフルに体現したらいーんだ。
楽しく発揮できる力や、自然に自分を表現できる場所を、自分でいろいろやりながら見つけていけばいーんだ。
それが多様性ってことだよね。

痩せられないって悩んでる人に「細くなくていい」みたいな一元的なメッセージばっかりかけるんじゃなくて、「他の分野に才能あるってことじゃない?」って一緒に探しに行くみたいな。そんな感じのムードが、もっと出てくるといいよなぁ、と思います。
私ももっと出していきたい。うん。

ちなみに。

そんなところに才能はなかったはずなのに、モデル体重というハイレベル領域にたどり着いていた自分に気がついたとき、素直に「よくがんばったGJ」と思いました。「お前凡人のクセにそこまでいったとは、なかなかやるやないか」と。
こんな形の自己承認も起こり得るので、幻想だろうと無理があろうと、まぁやってみたいことはやってみるのが吉とも言えますな。笑

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