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ヤマタノオロチ昆布

玉ねぎを炒めていると
ひいおばあちゃんが
お鍋の時に大量の昆布で
出汁をとっていたのを思い出す。

ひいおばあちゃんのお鍋は
お魚や昆布の旨みがすごーく濃くて
幼稚園だった私もうほうほ食べてた。
しかも、それを覚えてるくらい
インパクトのある味だった。

いつもお鍋が終わったあと
台所のシンクに大きな昆布がうねうねしていて
シンクからはみでんばかりの勢い。
昆布がお風呂に入ってるみたいだった。
湯気がまだ出ていて
ちょっとだけ怖い。
まるで、ヤマタノオロチみたい。

大人になって
昆布で出汁をとる時に
ほんの少しの昆布で出汁をとることを知った。

あのヤマタノオロチ昆布は
ひいおばあちゃんの手間と愛情が
たーくさんこもってるものだった。

いくら昆布で大量に出汁をとっても
あのひいおばあちゃんの味には遠く及ばない。
他に何が入ってるんだろう・・・


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