【読書】源氏物語の女君たち(NHKテキスト趣味どきっ!)
読書というか、NHK・Eテレの教養番組のテキスト。
大河ドラマ「光る君へ」の影響で、源氏物語が気になるので手に取った。
源氏物語(与謝野訳)は子どもの頃に何度も読んでいるのだが、実は大人になってからは(誰の訳であろうとも)読んでいない。
そのため記憶がとてつもなく、あいまいなのだ。
大河ドラマは、ちょうどいい機会だから復習したいと思っていた。
角田光代訳の文庫本がちょうど随時刊行中なので、それを読もうかな、というところまでは決めた。
しかし長い。
誰が訳そうとも、源氏物語は根本的に長いという問題がある。
大河ドラマがどんどん進んでしまうというのに、なかなか復習しきれないではないか。
それでとりあえずはダイジェストで復習しようと思い立った。
本屋で大河ドラマ関連本コーナーに置かれていたのが、この本。
「源氏物語の女君たち」。
源氏物語は光源氏が主人公ではあるが、登場人物が多すぎてややこしい。
特に出てくる女性の数といったら!
だから各女性ごとに物語を追っていく、というのは面白いかもしれない。
中身は藤壺の宮や紫の上、明石の君など主要な女性をテーマに取り上げている。
また写真や、図解が多く、分かりやすい構成になっている。
なかでも私が飽きもせずじっくり見続けたのは、「女君たちの住まい」の図。
特に光源氏がたくさんのお気に入り女性を住まわせた六条院の造りが、想像していたのよりずっと立派で驚いた。
光源氏ったら、明石の君の所へ行く時はどこから行ったんだろう?とか、気になってしまう…。
ちなみに明石の君の住まいは、他よりも質素な造りになってて・・・さもありなん、という感じ。
というわけでこの本。
源氏物語はだいたい分かってるんだけど、一応軽く復習しておきたいな~という方にお勧め!
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