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頼れる人ゼロだった私が障害福祉サービスを利用するまでのいきさつ

こんばんは。平日昼間からスーパー銭湯で頭も顔も身体もさっぱりしたメンヘラナマポおばさんのASD_ADHD_REIKOです。長文になりますが今日も経緯を告白します。これは発達障害と確定される前の出来事になります。

頼る人がいなくなる。そして生活保護へ

2012年7月に結婚していた家を出て一人暮らし開始。同年11月に離婚が成立。当時私の父は既に死亡。父方の親族からは縁を切られていました。母と弟は私が生活保護を受給する直前「扶養調査」の書類を持って会いに来てくれましたが「一人で生きてゆけ」と言われ、それきりに。別れた夫とは公正証書を取り交わしたので頼るわけにはいきませんでした(正直連絡をしたくなかった)。

一人暮らし開始時は障害年金のみでやりくりしていましたが障害厚生年金3級だったこともあり徐々に手持ちのお金が無くなり…
2013年1月17日に生活保護を申請。
同年同月25日にケースワーカーによる家庭訪問。
同年2月13日生活保護を受給開始しました。

自己管理不能に、PSWの力を借りる

生活が安定するかと思いきや具合が悪くなり
2013年4月、精神科入院(任意入院)一か月。
医療扶助で入院費そのものはゼロですが食事の前に使うおしぼりや院内洗濯代などの自己負担分約1万円が払えず、病院に借用書を書くことになりました。返済計画など病院の相談員…精神科専門のソーシャルワーカー…PSW精神保健福祉士さんがお金の計算をしてくださいました。

この頃から完全にお金のやりくりが出来ず携帯電話や公共料金の支払い、アパートの更新が迫っていたこともあり(精神障害者という理由で「普通借家契約」ではなく約1年ごとの「定期借家契約」でした)ドクターストップを無視して日雇いアルバイトで稼いでは返済に充てる生活が始まりました。就労不可と言われているメンヘラですからクローズドで働くのはやはりキツかった。欠勤したら仕事を紹介してもらえないというプレッシャーがあり身体の維持を優先、精神面のセルフケアはまったくできませんでした。

2014年1月、精神科入院一か月。
家賃と携帯電話料金が支払えず強制解約寸前状態に。この時も相談員さんに助けを求め、支払い計画を立ててもらいました。退院後も定期的に面談をして、お金の計算を手伝ってもらったのですが
同年5月、精神科入院一か月。
3か月で再入院してしまいました。

主治医・PSW「相談支援員を介入させよう」

この5月の入院中、回診で主治医と相談員さんの二人が来て相談支援センターの利用が必要だと説明を受けました。最初は何のことだか理解できなかったのですが「色々な事情(障害)がある人達を支援してきていますし、例えば生活費のやりくりについて一緒に考えたりしてくれますよ」という言葉に「ああ」と思ってしまい、わかりましたと言うしかありませんでした。自分で調べる気力もなく支援先は病院側におまかせ。数日後、相談支援センター(特定相談支援事業所)から相談支援員さんが面会に来ました。

「ご事情は聞きました。障害福祉サービスを受けてみませんか。今のれいこさんには生活保護以外に支援が必要だと考えます。初対面で話しづらいと思いますが、もうひとりで抱え込まないで何でも相談してください。」と初めて障害福祉サービスという単語を聞きました。

(本当にごく一部です)
生活について説明を受けたのは
・居宅介護(ホームヘルプ)
・宿泊型自立訓練
・共同生活援助(グループホーム)
再就職について説明を受けたのは
・就労移行支援
・就労継続支援A型(雇用型)
・就労継続支援B型(非雇用型)でした。

「私が困っているのはお金のやりくりですが・・・」
「日常生活自立支援事業の日常的金銭管理…別名あんしんサポートですね。正確に言うと障害福祉サービスではないのですがほとんどの方が通帳・キャッシュカードと印鑑を預けるようになるので、本当にれいこさんに必要かどうか様子をみてから提案しようと思っています。それまでは私が一緒にお金の計算をすることができます。」というやりとりをしたように思います。
えっ?と思ったのは相談料が無料だったということです。計画相談支援給付費の利用者負担は生じないそうで…。

障害福祉サービス利用にあたって(すごくざっくり)

障害福祉サービスを利用するにあたって、まずは相談支援員が今の状況や希望、生活上の困りごとなどを聞き取ります。私の場合は相談員さんがほとんど伝えてくださいましたので、相談支援員さんから直接聞き取りがあったのは30分以内だったと記憶しています。その上で、困りごとに対処するためにどんな支援が必要で支援を受けたらどのように困りごとが緩和されるか説明してくれます。納得したら相談支援利用の契約を取り交わし、市町村に提出するための『サービス等利用計画案』を作成してもらいます(自分で作成してもよいとのこと)。なお相談支援センターの利用には障害者手帳の有無は問わないそうです。

相談支援員と会った後

入院中に面談した相談支援センターのお世話になることを決めてから二度目の面会でサービス等利用計画案の草案を見せてもらいました。
2014年6月の退院翌日には自治体の保健センターから行政保健師による自宅訪問があり生活上困っていることの聞き取りを受けまして、同年8月から正式に障害福祉サービス利用開始となりました。現在も1年ごとに更新しています。

当時は相談支援員さんと毎月の生活費のやりくりに関する面談のみでした。2015年10月から居宅介護(ホームヘルプ)を受けることになるのですが、その話はまた今度。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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