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【本】運転者 みんな恵まれているということ



とてもいい本だった。
祖父、父、主人公の命のバトンのお話しが
うぅ…となった。いい話だった。


なんの取り柄もない、人生上手くいかない
運が悪いと思い込んでいる主人公の
もどかしくも、リアルな感情(現実の)を
抱きながら、考えながら、時に素直になりながら
変わっていく様に、清々しい気持ちになった。

「役に立っているに決まってる。
自分になんにもないなんてことは決してない」

みたいなこと書いてあって
自分を含め、意味の無いことなんてなにもない。
全ては当たり前じゃない、恵まれていることが
たくさんあるんだって思うことが出来た。


例えば、お茶碗一杯のご飯が食べられる。
そのことについてもだ。
このお米を作っている人がいる
作るためには土地や水がいる
それだけじゃだめ、太陽がいる
太陽だけではだめ、二酸化炭素もいる
二酸化炭素を発生されるには、人間含む動物が必要
……というふうなことなんだけど

毎回そこまで考えるのは難しいけど
このお米を作っている人がいるというところまでは
思いながら、ご飯を食べたいなと思う。
この考えを、子供たちにもシェアしようと思う。



あとあと
”逆に良かった”   ”逆にラッキー”  と
思うこと、思ってあげることについて
かかれているところがあって
いい考え方だなと思ったし、そうしていこうと
思った。


これは、思ってもらうことで大変救われる。
最悪!!!!!なことが起こっても
絶対反対される!怒られる!と思っても
そこで

「むしろそれで良かったんじゃない?」


と言われることで、心が救われるし
もう二度とこんな想いをさせたくない
ありがとうという気持ちもより一層思うと思う。



書いてることはシンプルだけど
心に響くことがたくさん散りばめられた本だった。
次は何を読もう。

おすすめの本、教えて欲しいです🤲




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