見出し画像

シンガポールでSTAY@HOME 2月10日(木)通算675日目 フェーズ2強化版(2回目)の204日目

2020年4月のロックダウン以降、徐々に規制を緩めてきていたシンガポールですが、変異株デルタが入ってきた辺りから、感染者数に合わせて強化と緩和を使い分けているようです。現在はフェーズ2強化版に戻り、一時期は外食ができない状態でしたが、8月10日よりワクチン接種が完了した人に向けて、再開されました。

―――――

2月10日(木)通算675日目 フェーズ2強化版(2回目)の204日目

 洗面所の鏡の上にヤモリが居た。日本のマンションで暮らしていた頃は見たことがなかったと思うが、シンガポールの住宅には結構居るらしい。現在暮らしている家だけでなく、以前の住まいでもよく見かけた。夜の静かな時間に「ケケケケケ」という鳴き声が、部屋に響くこともしばしばだ。ただ、今回のように姿をじっと見られることは少ない。素早くどこかに身を隠してしまうことが多く、視認できてもほんの一瞬のことが多いのだ。

 洗面所で水を連想したのか、志賀直哉「城の崎にて」を思い出した。あの中で登場したのはヤモリではなくイモリだったが、至近距離に見つけた生き物という意味では似ているかもしれない。ただ、私の手元に石はないし、ヤモリも俊敏に姿を消したお陰で、偶然に私とヤモリが生と死で分断されることはなかった。

 最近、日本でもシンガポールでも新型コロナウイルスに罹患した人や感染が疑われる人を、身の回りでよく見る気がする。今まで平気だったことを踏まえると、うつらないような努力を怠った結果だとは到底思えない。周囲を含めて感染者の急増は、オミクロン株の感染力の強さが原因だと思ろう。罹患するかしないかは、偶然の結果でしかないのだと思わずにはいられない。

―――――

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?