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【寝る前に3mg飲むだけ!】「アトピー特有の不眠」に抜群に効く○○とは?

※アト研では科学的なエビデンスを重視しています。そのため、研究結果を示すために文章が長くなってしまうこともあります。時間の無い読者の方は読み飛ばし用の☆マークの文だけ読んで下さい。


1. 睡眠はアトピー治療の最重要項目!


おはようございます!

アトピーを科学的に治したい人のためのメディア「アト研」です。今日も、エビデンスのあるアトピー情報だけを、発信していきたいと思います!

☆さて、今日の記事では「たった3mg飲むだけでアトピーがなりがちな不眠症を劇的に改善するかもしれない○○」についてのお話をさせて頂きます。

前回の記事では、アトピーの不眠症が「痒み」のせいで引き起こされるのではなく、もしかしたらアトピー特有の体質なのかもしれない、と結論付けている最新研究をご紹介しました。そして、「痒み」のせいではないからこそ、アトピー治療とは別に不眠症への対策が必要であるということも合わせて考察しました。

今回の記事では「どのようにすればこの不眠症が解消するのか」ということを具体的な方法と共にお伝えします。

今回、ご紹介する内容は私自身も実践して効果が上がったものになります。小学校4年生から20年以上に渡って悩まされていた不眠の症状が一気に改善しました。もしかしたら貴方のアトピーや生活の質も大きく改善するかもしれないお話なので是非読んで見てください。

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2. アトピーの不眠症、その特徴とは?


さて、不眠症と一口に言っても、「寝付きが悪い」「途中で覚醒してしまう」など、その種類はいくつもあります。アトピーが不眠症になりやすいといっても、対策を取るためにはどのような不眠症になりやすいのか、ということを明確にする必要があるでしょう。

☆アトピー患者がなりやすいと言われているのは「睡眠相後退症候群」です(文献1)。これは「寝付きが悪くなるタイプ」の不眠症のことです。

読者の皆さんは実感ありますか?私はありました。小さい頃から寝付きが悪く、逆に睡眠は深いので朝起きるのが凄く辛いっていう経験をしてきました。

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3. エビデンスのあるアトピー不眠症対策とは?


☆ここまでに見てきたアトピーと不眠症の問題は、アトピーの専門家の間でも、よく知られています。そのため不眠症の深刻度を1つの指標として「アトピー」の重症度を図る、ということも長年行われてきました。

☆こうした中でアトピーに関連する論文でも色々と対策が考えられてはいました。例えば、光治療や「笑うこと」でアトピーの不眠症を治そうっていう研究まで出されています(文献1)。

ただ、これらの研究は、あくまでアトピーを専門としている研究者が書いていることであり、不眠症の専門家が立てた対策ではないので、解決策としては浅めです。

☆しかも、入眠障害に対しては「意識して何か対策を取る」と、それが、いかなる方法だったとしても、余計、寝れなくなってしまうという研究結果も存在しています(文献2)。

これは、たとえ科学的に検証されてなくても何となく実感はありますよね。笑

☆そこで、「睡眠相後退症候群」に関する論文を調べてみた結果…効果的な対策方法がありました。しかもサプリメントでかんたんに採れる成分でした。これなら簡単に試せますよね。

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4. ○○がアトピー患者の生活リズムを整える!


☆早速ですが答えは「メラトニン」です。

☆メラトニンには、睡眠に関する側面で言うと「睡眠促進作用」「体内リズムを整えてくれる作用」があります(文献3)。

メラトニンは脳内の「松果体」と呼ばれる場所から、夜のみ分泌されることから「夜の時刻情報の伝達物質」などと呼ばれています。メラトニンが分泌されることで、身体も夜だと認識して寝る準備を始める分けですね。なので、このメラトニンが不足してしまうと、夜になっても身体が覚醒してしまって、一向に眠くならない訳です。

本来であれば、午前中に太陽の光を目一杯浴びれば夜になるとメラトニンが松果体から分泌されます。だからこそ、不眠治療として光治療が効くとされているのですが、私自身が試した結果としては、光治療はなかなか効いている実感は湧きませんでした。

そこで、メラトニンを試した結果、効果てきめんでした。ただし、これは私の実感なので、もしかしたら、光治療の方が効く方もいらっしゃるかもしれません。光治療のコツは「朝10時までに太陽の光を浴びること」です。朝の時間に強い光を浴びることが味噌です。太陽の光を浴びることが難しい場合は以下の高照度ライトを使うこともおすすめです

☆さて、メラトニンを「睡眠相後退症候群」に使った実験は多数あります。そして、こうした研究の結果を集めてまとめた最も信頼性の高い「メタ研究」と呼ばれる研究では、メラトニンが圧倒的に「睡眠相後退症候群」に効果を上げているということが分かっています。


この研究では、合計で91人の成人と226人の幼児に対してメラトニンを投下した結果、睡眠開始時刻は約40分早くなり、ベッドに入ってから入眠するまでの時間も約25分早くなったことが分かりました。なお、メラトニンを摂取することは睡眠時間の長さや起床時間には影響が無かったとのことでした(文献3)。


5. アト研の “お墨付き” 不眠症対策サプリメントはこれ!


☆つまり、メラトニンによって「睡眠時間も早まり、睡眠導入も楽になる」ということが明らかになったということです。ここまで来ると、「おー、メラトニン試してみようじゃないか!」っていう気になってきますよね。

☆一応、僕自身が使っているサプリを「アト研のお墨付き」としてご紹介しておきますね。実験では6mgや10mgが使われていましたが、3mgぐらいから試してみた方がいいと思います。上で示された研究でも、睡眠時以外の影響を避けるため、低用量で試すことが推奨されています。ぜひ、一度お試し下さい!

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睡眠を始めとする生活習慣は、アトピーを治していく上で土台となるものです。アト研でも、アトピーの基本として睡眠・食事・ストレス対策を三本柱として情報発信をしていくつもりです。

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これからも一緒にアトピーを「科学的に」治していきましょう!

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今回の記事で参考にした文献


文献1 山田秀和ほか「アトピー性皮膚炎における睡眠障害と光療法」

文献2 宗澤岳史「入眠障害と入眠時の対処行動の関連」

文献3 岡本敬司「睡眠相後退症候群に対するメラトニン製剤の使用:メタ分析」

文献4 Chang, Y. S., & Chiang, B. L. (2018). Sleep disorders and atopic dermatitis: a 2-way street?. Journal of Allergy and Clinical Immunology, 142(4), 1033-1040.



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