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『代替肉』の広がりにビーガンでない人の選択

 日経電子版の記事【豆腐が消えた!? ドイツ、ビーガンに第2の波】は、ビールとソーセージというイメージに反してビーガン大国の一角を占めるドイツにおける代替肉などの広がりを、その動機や課題なども交えて深掘りした骨太のリポートだと思います。



 この記事を一読して改めて強く感じたのは、今起きている代替肉ブーム、ビーガンブームが、過去のそれとは違って、大きなうねりを持った、一過性ではない時代の潮流であり、自分自身もその只中にいるのだ、という事です。

 『代替肉』が、何故これ程までに消費者の需要を喚起しているのか、この記事や様々な報道を通して浮かび上がってくるのは、次のような要因によるものなのではないでしょうか?

▶今次の『代替肉』ブームの要因

(1)フードテックの進化によって『代替肉』が美味しくなった

(2)インポッシブルフーズが米国FDA認証を受けるなど安全性への懸念が
  減退


(3)(1)・(2)によって、『代替肉』がビーガンでない人、普通の人
  の選択肢として認知
され、『代替肉』の裾野が一気に広がる。

(4)『代替肉』を選択する動機に、健康・動物保護以外に今世界中で意識
  の高まりが見られる温暖化対策が加わった



 こうしてみると、安全で美味しく温暖化対策にもなる『代替肉』は、もはや何かの代替物、肉の代替などではなく、全く新しい一つの価値、食の価値として、食の世界にその地歩を築いていくことは間違いないと思われます。



#COMEMO #NIKKEI

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