見出し画像

百日紅の向こう

陽射しが辛くて、空を睨むように見上げたら。
百日紅の花と葉の隙間から、青空が太陽を支えているのが見えた。

もう少し、おたがいがんばりましょうか。

声を掛け合う花と、樹と、空と、雲と、私。
嵐のような夏の太陽の癇癪が終わるまで、きっとあと少し。

#小説 #詩 #写真 #掌編 #掌編小説 #短編小説 #百日紅 #夏

よろしければサポートお願いします。これから作る詩集、詩誌などの活動費に充てさせていただきます。