コーチングについて、今の考え。
こんにちは、中田です。
毎日暑いですね。汗が止まりません。
ちなみに私は暑い中ラーメンをすするのも好きです。
昨日8月8日に、私の師匠と呼ぶべき方が指導している中学女子バレーボール部にお邪魔させていただいて、少しばかり生徒の技術指導をさせていただきました(ちなみに写真は撮り忘れ)。
新チームになってから間もないのですが、なかなかいいチームでした。
〇足をどんどん動かしてボールに飛びつく
〇苦手なことにも積極的に取り組む
〇休憩時間にも関わらず自分から練習を始める
といった姿が見られました。どれも上達には欠かせない姿勢です。
意欲に溢れるチーム作りをなさっており、さすがの一言です。
技術面や戦術面では0からのスタートだそうですが、今後が楽しみです。
さて、そんなチーム作りを見て触発されてしまいました。
今日は、コーチングについて、私が実践していくうえで大切にしていることをまとめていこうと思います。
スクールでの指導の方針については、
目次の「Push型の指導と、Pull型の指導」からどうぞ。
暇な方は全部読んでください。(笑)
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そもそも、コーチングとは?
いつも偉そうにコーチングの記事を書いていますが(笑)、私自身コーチングという概念は、なんとな~くで捉えていました。良い機会なので、今一度コーチングの定義をクリアにしたいと思います。
まず「coach」で英和辞典を開くと、「馬車」という名詞が出てきます。
馬車…客人を目的地へと連れていくもの。
転じて現在のコーチの語意になったそうですね。
次に、Wikipediaより引用。
―――コーチング(英:coaching)とは、
1.運動・勉強・技術などの指導をすること。
2.促進的アプローチ、指導的アプローチで、クライアントの学習や成長、変化を促し、相手の潜在能力を解放させ、最大限に力を発揮させることを目指す能力開発法・育成方法論、クライアントを支援するための相談(コンサルテーション)の一形態。
ただし、世界的に合意された明確な定義は存在しない。―――
なんと、明確な定義は存在しない。
コーチングを行うにあたっては、このことを理解した上で、
自分ではっきりとしたコンセプトをもっていないといけないわけです。
個人的には、上の引用で特に重要になる部分は、
相手の潜在能力を解放させ、最大限に力を発揮させることを目指す
だと考えています。
相手の潜在能力を解放させ、最大限に力を発揮させる
いきなりナ〇ック星の最長老のような話になります(ご存じない方、スミマセン)。
これは、
「元々もっているにもかかわらず現状発揮できていない能力を、最大限発揮できるようにする」
と言い直すことができます。
「教え込む」、いわゆるPush型の指導では十分達成することが難しく、
「引き出す」、Pull型の指導が必要になります。
Push型の指導と、Pull型の指導
Push型
指導者とは、知識や経験の勝る者。
教えるとは、詰め込むこと。
質問は、恥ずべきこと。
正解は、ひとつ。
Pull型
指導者とは、考えさせる者。
教えるとは、引き出すこと。
質問は、誇るべきこと。
正解は、ひとつとは限らない。
端的に言うと、以上のような違いがあります。
私が指導する際には、PushではなくPullを大切にしています。
そのために、生徒には「What(何をすべきか)」よりも「Why(なぜ、そうするのか)」を考えてもらうよう心がけています。
根性論に頼ったスポーツ指導はもうやめよう
私が子どもの頃は、よく試合中にミスをして怒られ、メンバーから外されていました。悔しいことは記憶に残るもので、今でもよく覚えています。
当時、怒られてから指導者からの評価を取り戻すためには、ズバリ「気合」と「根性」です。誰よりも多く練習して、痛い思いをしながら、練習に打ち込んだものです。
〇何を頑張ればいいのかわからないけど、頑張ろう
〇技術を教えてほしい
〇楽しく練習ができたらなあ…
〇くそっ…くそーっ! ←かなり本音です(笑)
そんなことを考えながら活動していました。
そんな私でしたが、大学時代、体育科の勉強をしている折に「コーチング」という分野に出会いました。
上述のPull型の指導のような、潜在能力を「引き出す」指導について詳しく知ったことが、現在の実践の基盤になっています。
以下、まとめ
AVANZARバレーボールスクールの指導方針です。
〇生徒に「楽しく上達」してもらう。
〇「What」よりも「Why」を中心に。
〇コミュニケーションを大切にし、自ら考え、自立したプレイヤーを目指して指導する。
生徒の本来持っている、「よりよくなりたい」という信念を大事にし、生徒をリスペクトしてコーチングにあたっています。
以上、長くなりました。カップラーメンが伸びてしまいそうなので(笑)
これにて再見!
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