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フィアンセビザ申請中の渡米について-必要文書サンプルあり 【自力でK-1ビザ】

(以下、2019年1月投稿のあぼカド日記より、2022年1月再投稿。
この記事は、コロナウイルス水際対策(テストや隔離期間など)についての情報はありません。一般的なK-1ビザ申請中の渡米についての情報です。現在のコロナウイルス蔓延による水際対策については、情報が毎時変更されるので必ずご自身で確認してください。

(2021年7月から9月にかけてアメリカから日本へ一時帰国した際の、コロナ対策に関わる色々については、今後また記事を書く予定です!)

おばんです!!


NOA2の後のNVCからの連絡がきたものの、大使館からのインストラクションを受け取るのにまたさらに数週間かぁ…と少しげんなりしていた、あぼです。


昨日の夜、専用のインスタグラムアカウントにメッセージをくれたロシア人の女の子から電話がきました。

彼女は12月の頭にI-129Fを提出したばかりとのこと。

次にいつ婚約者と会うかわからず、またいつ頃NOA2が届くかもわからず、すっごく落ち込んでいるんだ、と話してくれました。


今日、トランプさんが来月15日頃まで一時的に政府閉鎖を解除すると言うニュースがありましたが、こういった政治的な要因からも、NOA2までの期間が伸びるのかなぁ、とも心配していました。



「1日1日、自分を忙しくするのに必死なんだ。」とその子は言っていました。

お話しするのは初めてでしたが、ものすごく共感できる内容でした。

こんなクレイジーな結婚前の試練、他にないんじゃないかな、とも思います。


ですがこれを二人で乗り越える分、ものすごく強い絆や、一緒に居られることへの感謝が生まれるのではないかな、とも思います。

(簡単に会えて、ハグできるに越したことはないけれど!!)



まぁでも、NOA1からNOA2までだけで最低6〜7ヶ月と言う期間、そこにビザを取得するまでの数ヶ月を合わせおよそ1年と言う長い期間を、一度も会わないで過ごすと言うのは、本当に本当にしんどいですよね。


そこで今回は、K-1ビザ申請中に渡米はできるのか、その真相に迫りたいと思います。



K-1ビザ申請中の渡米は可能か?不可能か?

結論から言います。可能です。

私がその実例のうちの一人です。

昨年6月末にビザを申請後、NOA2を待つ間の9月に約2週間カドさんを尋ねました。

なかなか過去に例が見つからず、

K-1ビザ申請経験のある先輩ブロガーさん達の中にも、申請中に渡米された方はなかなか多くなく、「大使館に聞くと推奨されなかった。」「万が一で返されることがあるからだろう。」と言う言葉も多く目にしました。

ですので入国当日は入国審査の際に入国拒否されてとんぼ返りになる羽目になったらどうしよう、とかなり緊張しました。


ここで私が入国の際に何か聞かれた時のために、準備した書類を紹介していきたいと思います。


K-1ビザ申請中の渡米の際に準備した書類

ESTA(Electronic System for Travel Authorization:アメリカ電子渡航認証)の印刷したもの

大使館のホームページに

「米国で永住するために渡米する場合は、婚約者ビザが発給されるまで待つ必要があります。婚約者ビザの発給を待ちながら観光ビザまたはビザ免除プログラムによるビザなしのまま米国に居住することはできません。しかし、短期間の渡米を希望している方で、その旅行が終了した後米国外の居住地に戻る予定で観光(B-2)ビザまたはビザ免除プログラムに該当する場合はビザなしで渡米することができます。

と記されているように、永住が目的でなく、短期間の渡米を希望している場合はB-2ビザもしくはESTAで渡米することができます。

(大使館に電話して聞くと、推奨はできません。と言われる方が多いようです。トンボ帰しにされる可能性が無きにしも非ずだからでしょう。)


この場合に限らずですが、旅行で渡米をする場合は、ESTAを申請しなくてはなりません。

ESTAの申請についてはこちらで確認をしてください。


行きと帰りのフライトの旅程・予約確認書

先にも書いたように、ビザ申請中の渡米は旅行終了後に米国外の居住地に戻る場合は可能です。

ですので入国審査の際に何か聞かれたら、私はこの短期旅行が終わったらちゃんと日本に帰りますよ、ということを証明できなければなりません。


ここで用意したのが行き帰りの東京からアメリカへのフライトの旅程・予約確認書です。

氏名・日時・フライトナンバー・支払い情報が確認できる英文のものを印刷し準備しました。


在職証明書(英文・和文各1枚)

私は現在仕事をして居て、ちゃんと日本に戻る予定がありますよ、という証明のために在職証明書をボスである院長に書いてもらいました。

日本語のものと英語のもの、それぞれ1枚ずつにサインをして頂きました。


日本語の在職証明書はネット上で検索すると、複数の定型文や見本が見られます。

ご自分の職種にあったものを使いましょう!!

英文の方は、こちらに私が書いた例文を載せます。ぜひご活用ください!!

在職証明書(英訳)



カドさんからの入国審査官に当てた手紙

これは、万が一、入国審査官に渡航目的について細かく聞かれた時のためにカドさんがこれを見せてと書いてくれた手紙です。

カドさんの身分・カドさんが現在I-129Fを提出していること・今回の旅の行程・旅の目的(結婚前の家族や友人との面会、友人の結婚式に私もパートナーとして出席することなどなど…)について詳しく説明している内容でした。

また、何か質問したいことがあればここに電話してください、という連絡先も書いて居ました。


戸籍抄本原本と英訳(出生証明書として)

これはもう臆病な私の念には念をの精神で準備したものです。笑

審査官に 「ビザ申請中でしょ?」「なんか証明できるものあんの?」とか色々聞かれたときのために、とりあえず身分証明するものも1つ持っておこう!!と思いました。笑

パスポートとESTAがある時点で間違いなくあぼなのですが、何かあった時のために準備しました。

戸籍抄本の原本と、その英訳です。

英訳の仕方については、こちらの記事で確認してください 。


銀行口座残高証明書(英文一枚)

これは、米国に入国した後もちゃんと自力で日本に買えるだけの財力はありますよ。たとえ予約済みのフライトを逃したとしても、ちゃんと帰れますよ!!という証明です。

銀行の窓口で残高証明書の英文のものを依頼すると、もらえます。

発行以来当日にもらえる銀行もあるようですが、発行して郵送まで1〜2週間ほどかかるところもあるようなので、旅の予定がある方は早めに準備をすると良いでしょう。


入国しやすい空港がある??

なんと、あるんだそうです…。

根拠のある情報ではないのですが、カドさんの友人の弁護士の方が言うには、

「たくさんの渡航者がきて、多種多様なケースに慣れている空港の入国審査官は寛容な人が多いらしい。」

んだそうです。

フィラデルフィアの空港はそこまでメジャーではないので、

「ニューヨークのJFKとか、Newerkとか、あとはテキサスのDallasとか…。」

と言う友人の言葉を頼りに、私たちはあえてDallas/Fort Worth International Airpotを到着地に選びました。


ちなみにこれがDallas/Fort Worth International Airpotの入国審査の様子です。

Dallas/Fort Worth International Airport 入国審査の様子


私はESTAを持っているので、機械である程度まで審査を進められる一番奥の列に並びました。今は虹彩認証も指紋認証も無人で終えられるところが増えてきて居ますよね。

便利な世の中だ…。


入国審査で何を聞かれたか


あともう少しで入国審査。ドキドキバクバク

いつにも増して緊張の入国審査。

初めての海外旅行の時ですらこんなに緊張しなかったわ、と言うくらい心臓はバクバクでした。

「K-1ビザ申請中でしょ?」

「そのままアメリカに住むつもりなんじゃないの?」

「なんできたの?」

「旅行中の予定はあるの?その証拠も見せて。」

など、いろんな質問に対する答えを頭の中で唱え続けながら列を待ちました。

用意した書類たちをバッグから取り出し汗ばむ手で握りしめながら待ちました。


そしてとうとう…

私の番…


疲れた感じの明らかに機嫌悪そうなおっちゃんに当たってしまいました。

(あ〜当たっちゃったよこれ。)

と内心思ったその瞬間。


「Hi.」と呟いたそのあとに何を聞くでもなくバンッとスタンプを押した審査官。


唖然とする私。


顎であっちあっちと方向を指す審査官。


やった!!!!

あんなに緊張してたのに、なぁんにも聞かれず、むしろ一言も会話せずに通過しちゃいました。通れない可能性は低いとはいえ、それでもここでトンボ帰りする羽目になったらどうしようと思って居た私はもう嬉しくて嬉しくて満面の笑みでその場を去りました。


フィアンセビザ申請中でも渡米できる!(※注意も必要)

と言うことで、フィアンセビザ申請中でも渡米できると言うことがわかりました。

ただし、やはりどなたも言及するように、万が一でめちゃめちゃ最悪な入国審査官に当たってしまった場合、もしかしてもしかすると、長時間質問責めにされたり、別室に移動させられ詳しい情報提供を求められる可能性もあるようです。

その場合は上にあげた書類を持っていれば、しっかり納得してもらえるはずです。

ただし、「入国審査 入国拒否」で検索すると、K-1ビザ関連ではありませんが非情にも入国拒否を実際にされてしまった方もいるようなので、注意は必要です。

長期滞在できる人や、アメリカに所有地・財産がある人、繰り返しの渡航履歴がある人は対象になりやすいようです。

移住の恐れはないということ不法労働の恐れがないことをしっかりと伝えられなければなりません。

そのためにも、英語に自信のない方は、パートナーからのしっかりとした英文の手紙を持っていると安心だと思います。


実際に審査を通過し入国するまでは、心臓バクバクだと思いますが、どうかこれを読んでいる方が無事に入国できますように。

そして久しぶりにパートナーといっぱいsnuggleできますように!!!





あぼ


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