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これからどうしたらいいのか?分からなくなった時、希望をくれる本
これぞ小野寺史宣という一品。というかやっぱりこうでないと。
2016年という事でこういう話を書いたのかと思うし、でもやっぱりこの人はこういうものがうまいとか得意なのかなぁ〜とも思う。現に「ひと」や「まち」はこういう流れだし…。
「今夜」、「天使と悪魔のシネマ」を読んだ後だからかも知れない。2作とも2020年、21年と最近の作品で、「ミステリーか?」と思わせる今までと違う毛色の作品だったからそう思
チョコレートグラミーって熱帯魚なんだ
「夜空に泳ぐチョコレートグラミー」町田そのこさん。
「52ヘルツの鯨たち」を読んで「コンビニ兄弟」を読んで、そしてこれ。
いいね。沁みる。エモい。
オムニバスの短編で構成されている。
章立てでシンボライズされているのは魚、海。
ランプアイ、チョコレートグラミー、ハナヒゲウツボ、スイミー、そして海…。
餌の為に売られているカメルーンの青いめだか。
マウスブルーダーのチョコレートグラミー。
小野寺史宣という人。
サクサクと軽い。
スナック菓子のような食感。
そんな文章を書く作家。
もちろん、それだけではない。
本屋大賞銀メダルですからね。(「ライフ」風にいえば。)
最初は短文の連なりで「メールの文章のようだな…。」と思ったけど、そのリズム感が心地よい。
段々強くクレッシェンドのようになったり、逆にデクレッシェンドのようになったり…。
で、ズドンと結論。
いい。すごくいい。
軽そうでいてそうでもな
イタリア人の死生観。
昨日の夕方、嫌な事があって、それにまとわりつかれた夢にうなされ、起き抜けに妻から辛辣な一言を食らった日、ロシア映画の観賞を変更。
ここは、ここはおバカなイタリアンコメディで気持ちを立て直すしかないと、雨模様の茶屋町までくりだしました。
いかにもイタリア人らしい主人公パオロが
天国の受付でしょうもない言い訳で92分の命の延長戦を勝ち取る。
パオロはホント、ダメ男。もっとも浮気相手の女性たちもそ
妻が鬱と診断されて半年…。
生真面目な性格と30年以上睡眠時間が4時間の生活が災いし発症。
その上右足の小指を骨折、その後自転車で立ち転けして肘の骨骨折。その際、肩も強打し8日にCTの予定、骨を溶かす物質が血液を流れているかもしれないと診断され、改めて骨の大事さを知る