サングラス。
ああサングラス。
ホトトギス。

ミスターセンクスがランニングで使用しているサングラスであるが、
goodrというブランドのものである。

ランニングしながらビールが楽しみ！
そういう価値観のブランドである。

良いメーカーのサングラスが2万円前後。
グダーのサングラスは高くて4000円。
この短い動画で彼らは人生の選択を問うている。
差額16,000円で何杯ビールが飲めるだろう。

無印良品は「これがいい」ではなく「これでいい」商品を
コンセプトとしているが、
ミスターセンクスはグダーのこの動画を見て、
「これがいい」と思ったのは言うても言うまでもない。

安かろう悪かろうの世界は終焉を迎え、
新しい価値観さえ植え付けることができれば、
妥協して選ばれる立場から、
渇望して選ばれる立場に変わることができるということだ。

さらに面白いのが、
このブランドは一つ一つの商品に名前をつけるのである。

Pineapple Pain Killers(パイナップル鎮痛剤)
What's in the Box??!!(箱の中身はなぁに？)
Sex on the Loch(湖でセックス)

誰がサングラスにこんな名前をつけるのだろうか。
そして誰がこの名前からどんなサングラスをイメージできるだろうか。

でもいいのである。
そんな破茶滅茶さもグダーらしい。
そうやって許される世界があるのである。

このブランドは世界的なブランドにはならないだろう。
こういう適当さやフランクさを好まない人々もいるからだ。
しかしこの尖りきったメッセージは、
一定の層に鋭く突き刺さり支持されることになる。

その時その時で戦い方と言うものがある。
久々に良い戦い方を見た気がする。
そして何よりもミスターセンクスはグダーのファンであり、
人にオヌヌメしたいと考えている。

価値で戦うという手法は簡単ではないが、
ぜひ取り入れたいノウハウだと思っているセンクスは
本日はかなりグダーっとしているのである。