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サルベージとサベッジとサルバトーレ

すごくマイナーな言葉なのだが、
生活している中でよく見るなという言葉ってないだろうか。

私の中で最近よく見る言葉は「Salvage」と「Savage」の2語である。
AとVの間に(アダルトビデオの間ではない)Lがあるかないかの似た単語だ。
正直言って紛らわしい。
カタカナで発音させると、サルベージとサベッジ。
発音した時のLの威力といったらすごい。
容易に聞き分けられる。

この2つの単語だが、スペルは激似の割に意味に関連性がない。
Salvage→海難救助や人命救助など、簡単に言えば「救」という意味
Savage→獰猛・残忍・残酷など、簡単に言えば「野蛮」という意味
片や救い出しているのに、片や野蛮なのだ。
これはアカン。

こちら海難現場!
Salvageさんが必死に救助した人々を
Savageさんが残忍なスタイルで海に再び突き落としています!
これはアカンと思う。

意味に全く関連性がないんだろうなと思って調べたところ、
完全に関連して生まれた2つの単語だった。

サルベージ(salvage)とは、海中に沈んでどざえもんとなった水死体を引き揚げ、腹話術の人形やマネキン、あるいはネクロマンシーの依り代としてその身体を再利用するリサイクルの一種。
ここから転じて、広義の意味では沈没船や海底遺跡から物資、財宝、資源などを引き揚げる行為の意義を示す言葉でもある。
サルベージの語源となったのは、野蛮と言う意味を持つ英単語savageが由来となっており、水死体を引き揚げ再利用すると言う、死者への冒涜を何のためらいも無く行う野蛮人という意味で、元々はヒューマニズムを尊重する人々がルネサンス期に名付けた蔑称であるが、現在では蔑称の意味合いは薄らいでいる。(wiki)

怖いやめて。どざえもんとか久々に聞いた。
想像を超えて2つの単語がつながってくるとは思わず、
2分間ほどアングリしたことは言うまでもない。
時代の変遷により、現代にフィットする意味合いに変化してきたようだ。

サルベージさんはいい人だと思っていたのに、
人体のリサイクルなんて酷いことしてるから嫌いになった。

ところでSalvageという言葉だが、
Salvatoreにも似ていないか。
Salvatoreは救世主を意味するので、救うという意味合いは同じである。
人体を再利用するかどうかの違いだ。

この2語の関連性を調べてみたのだが、
どうやらネットでは見つけられないようだ。

Salvatoreはイタリア語であり、英語とイタリア語の関連性探しになるので、
少し話がややこしくなるのかもしれない。

さらに言えば、ダリセンセのSalvadorともかなり似ている。
これはスペイン語で救世主を意味する。
もうワケワカンネ!である。

これ以上はドツボにはまってしまいそうなのでやめておこう。
ご存知の方がいたら、ぜひご教授いただきたい。
精一杯のセンクスでお礼をしたいと思う。

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