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知人者智、自知者明

大学を卒業する時に、先生が私にくれた言葉である。
後に調べて、老子の言葉であることがわかったのだが、
私は中国の歴史に疎い。
三国志を読もうとトライしたわけだが、
登場人物が多いのと名前が覚えにくすぎて断念した族である。

知人者智、自知者明
人を知る者は智なり、自ら知る者は明なり

ニュアンスで捉えてみる。
人を知ることよりも自分を知ることの方がすげーということね。
老子さん、いいこと言いますやん。

老子さんの思想では、
知者:他人をよく理解している者
明者:己をよく理解している者
知者よりも崇高なものとして明者が存在しているらしい。

ミスターセンクス的には下記も追加したいところだ。
ガン者:マリファナを吸ってキマっている者
顔者:顔射をキメる者

老子は紀元前6世紀の哲学者だったらしいが、
え?紀元前6世紀ってなに?
人間の悩みというものは変わらないもので、
その教えは今でも語り継がれている。

人に言葉をいただいたという経験は今までないので、
随分と長い間私の頭に残っていた。

当時はなんとも思わなかったのだが、
先生は当時の私を見て何か思うことがあったのかもしれない。
今になってジワリと心に染み入るのだ。

いつも強みだのなんだの言い放っているわけだが、
本当の自分を知るということは弱みを知ることだと私は思っている。
自分にあるものだけではなく、自分に無いものにも目を向け、
良い部分にも悪い部分にも目を向けることで、
ありのーままのー自分を知ることができるのだ。

反面、自分を知ることなど一生かかってもムリゲーなのかもしれないとも思う。
私から見た私はとても複雑怪奇なものなのだ。
本質は変わらないだろうが、日々の出来事で変化していく部分もある。

まぁでも、今になってこの言葉を思い出したのも何かのご縁なのだ。
完全に知るまでは行かずとも、
もう少し自分という宇宙と向き合ってあげようと思うのだ。
そうすればもう少し、ありのーままのー姿見せられるのよーなのである。

思い出させてくれた先生、ありがとうございます。
先生を辞める時に集大成で出版した本、
よかったら買ってねとご案内いただきましたけど、
買いませんよ。4000円もするんですもの。

という話でした。

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