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犬の女の子たち、モモちゃんとサクラちゃん編

知り合いのご実家で暮らしている、コーギーの女の子たちとお話しをしました。

そもそもはイラストを描いて欲しいとご依頼を受けたものでしたが、せっかく描くのならその子たちの個性をしっかり描き込みたかったので、了解を得て描く前にお話しすることにしました☺️


モモちゃんとサクラちゃん

はじめに、どちらの子とお話をしようかなと思いながら写真を眺めていましたら

もも「わたしわたし」
ももちゃんからアピールがありました☺️
ので、有難く先ずはももちゃんとお話をすることに。

私「○○さん(ご依頼者)から、ももちゃんとさくらちゃんのイラストを描いて欲しいって依頼があってね。それで、良ければももちゃんとさくらちゃんと、少しお話をしてもいいかな。」
もも「私はいいよ。さくらには本人に聞いてね。」

自分以外の人のことも、家族とか近しい人の場合勝手に決めてしまうことってありませんか?😅
でも、ももちゃんは「自分はこう」だけを決めて、さくらちゃんのことは当然本人が決めるものだ。というニュアンスが伝わってきました。確かにその通りですね。

ももちゃんは、写真で見た第一印象も「凛々しい系女子」という感じでしたが、お話ししてみてもサバサバ感が伝わってきます。

私「わかったよ有難う。ももちゃんは、好きな食べ物ってどんなもの?」
もも「これ(ウエットのお肉のイメージ。色は薄めだったのでチキン缶かも?)」

私「お気に入りの場所ってあるの?」
もも「こっち(トコトコ歩いて、お気に入りの場所へ案内してくれました。床が白いタイルのところで、特に暑い日はそこがヒンヤリして気持ちがいいみたいでした)」
白いタイルの場所は、確認したところ洗面所とのことでした。水場っぽかったのでなんとなくキッチンかなと思っていたのですが、やはり水場でした。

次は、さくらちゃんに話しかけました。
さくらちゃんは、ももちゃんと私のやりとりを把握しているようでした。

私「さくらちゃん、少しお話ししてもいいですか?」
さくら「どうぞ」
さくらちゃんは、体の調子が良くないという話を聞いていました。それについてご依頼者さんが心配していて、さくらちゃんの気持ちを知りたいとのことでした。
話しかけると病のせいなのか元の性質なのか、柔らかくふわっとした感じの子でした。

私「さくらちゃんは、好きな食べ物とかどんなものですか?」
さくら「うーん。。。(口に入れるとじゅわっと汁があふれるような瑞々しくジューシーなもののイメージがきました。トマトとか果物みたいな感じです)」

私「さくらちゃんは、身体の調子があまり良くないのかな? ○○さんが心配していたの。自分の身体の具合が良くないことについて、どんな風に思ってるの?」
さくら「あのね。たとえ調子が悪くても痛みがある時でも、なるようにしかならないよね。だから、その時の自分の身体の様子に合わせて、姿勢を変えたり眠ったりしながらその都度楽に居られるように対応しているのよ。」

伝わってきたのは、完全にすべてを受け入れてあらがうことなく、その状態であることも含めて”今を生きている”という思いでした。
痛みがあるから悲しいつらい、なんてことにはなっていなくて、それならどう対処しようか。和らぐ姿勢や居心地の良い場所を見つけよう、みたいな。それこそが生きるということ。そんな心構えが伝わってきました。

さくらちゃんはやわらかい雰囲気の子だったけれど、生きる姿勢については凛としていて、とてもどっしりとしていました。


動物さんとお話をさせてもらうと、その神聖さや崇高さを垣間見せて貰えたことに有難い思いでいっぱいになります。
人間も本来は、うじうじくよくよ思い悩んだり痛みに悲しみつらさに震えるような生き方ではなく、こんな風にすべてを受け入れすべてのなかに工夫する楽しみや生きる喜びを見出しながら、存在していたのかもしれないよなあと感じます。

ももちゃん、さくらちゃん、素敵なおはなしを有難うございます。


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