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死んでも答えは教えないスタイル

1on1meetingって、知っていますか?

上司と部下が、1対1で定期的に行う個人面談のことです。

年に1度の人事考課面談(部下の目標や成果に対する面談)ではありません。

部下と上司がお互いフラットな関係に立ち、普段部下がどのようなことを考えて仕事しているか、部下から上司へ伝えるための面談だとされています。

ネットで調べてみると下記のようなルール?があるようでした。

・1on1meetingは定期的に、継続して実施すること。
・1on1meetingの1回あたりの所要時間は、30分程度であることが多い。
・1on1meetingを実施する頻度や、話す内容に決まったルールはない。
・上司は聞き役に徹し、部下の話をさえぎらないこと。

なんでも離職率の低下に効果があるようで、日本ではヤフーなど大手企業で導入する企業が増えているそうです。

昨今のコロナ禍と働き方改革の影響により、今後ますます1on1meetingの導入が増えていくのでしょう。


上司と部下の間の信頼関係の健康診断

1on1meetingは「上司と部下の間の信頼関係の健康診断」とも言われているそうです。

これまでの上司と部下のそれぞれの役割は固定化していて、評価する者と評価される者の関係でした。

つまり、上司から部下への一方通行の評価が行われてきたわけです。

そのため、部下は、常に上司(会社)の評価を気にして、仕事をする必要がありました。

しかしこれからは、そのような上下関係が崩れ、上司から部下へ歩みよりをしなければならなくなるようです。

相手と目線を合わせる、という人によってはかなり難易度の高いスキルが、一律に管理職へ要求されることになるわけですね。


死んでも答えは教えない

1on1meetingは、上司と部下に同じ視座に立つことを求めていることから、部下自身の自律的な成長をも、同時に求めています。

部下の自律的な成長を促すうえで心掛けていることとして、1on1株式会社代表取締役の白潟さんがおっしゃっていた言葉が印象的です。

死んでも答えは教えない

これまでは、何かトラブルがあったらまず上司に相談して、上司の指示を仰いで…というプロセスを踏んでいたところを、これからは、なるべく部下自身で考えて答えを見つけて判断あるいは対処できるような教育が求められていくことになるのでしょう。

対処療法的な指導では、いつまでも根本的な成長につながらないですしね。

それにしても、死んでも答えは教えないだなんて、なんかとても意地悪な感じがしますが(笑)、部下のためを思って耐えているのだと思うと、愛のある指導スタイルなのかなとも思います。

もし自分が上司だったら…

もし自分が上司の立場となって、部下と1on1meetingをする時が来たら、自分はどう対処するのだろうか。少し考えてみました。

どちらかというと、私は、相手が普段どんなことを考えているのかな?と気になってしまうタイプ(顔色をうかがうタイプとも言う苦笑)なので、相手と同じ目線に合わせることに関して、そこまで抵抗感はありません。

難しそうと思うのは、「死んでも答えを教えない」スタイルを貫けるかどうか、と言う点です。

一つ案として考えたのは、指導する相手にかけたい言葉をあらかじめ決めておくということでしょうか。

たとえば、自分や会社が「相手との約束を守ること」が大事だと考えていて、それを部下にも教えたいという風に思ったとしたら、部下が周囲と協力しながら進めている仕事に対してその報告を聞くたびに、「それはいつまでに、誰が、やることになったの?コミットメントはさせた?」と聞いてあげます。

「相手との約束」から連想する「コミットメント」という言葉を、ことあるごとに、部下へ投げかけてやるのです。

そうして言葉をかけ続けるうちに、部下がコミットメントの大切さに気付いてくれることを目指します。

まさに忍耐力ですね。
なんだか人間のキャパでやれることなのか?という疑問がわいてきますが、それはまた別の機会にnoteに書きたいと思います。


最後に、1on1meetingについて参考にさせていただいた動画です。

ここまで読んでいただきありがとうございました!


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