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《日本史》

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《日本史》道兼のこどもたち

《日本史》道兼のこどもたち

こんにちは。
Ayaです。
幼き日の道長に暴力を振るい、まひろママを殺害した道兼。それが前々回から突然聖人化し、道長とともに民のための政治を目指しています。
アラタ道隆の死後、東三条院の『関白は兄弟の順に』という進言で、関白に就任した道兼。しかし、就任後すぐに病に倒れて亡くなってしまいます。そのため、『七日関白』と呼ばれることとなります。
今回はそんな彼のこどもたちについてです。道隆や道長のこども

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《日本史》道隆のこどもたち

《日本史》道隆のこどもたち

こんにちは。
Ayaです。
大河ドラマ『光の君へ』では井浦新さん演じる道隆の栄華が最高潮に達しています。しかし、この栄華も長くは続きませんでした。
今日はその道隆のこどもたちについてまとめてみます。

(1)道頼(長庶子)

道隆の嫡男・伊周(演三浦翔平さん)は道隆の長男ではなく、実は異母兄たちがいました。それが道頼と頼親で、伊周が嫡男とされたのはその母貴子がたくさん妃候補となる娘たちを産んでいた

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《日本史》道長のこどもたち

《日本史》道長のこどもたち

こんばんは。
Ayaです。
先週、大河ドラマ『光の君へ』が始まりましたね!今週からは本役の吉高由里子さん・柄本佑さんになるということで楽しみです。
なので、今回は道長のこどもたちについてまとめようと思います。

道長にはふたりの妻がいました。源倫子(演:黒木華さん)と源明子(演:瀧内公美さん)です。それぞれ邸宅から、鷹司殿、高松殿と呼ばれていました。

源倫子は左大臣源雅信の娘で、上昇意識の高い道

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《日本史》気になる女性たち

《日本史》気になる女性たち

こんばんは。
Ayaです。
昔小説を書いていたためか、数年に一回小説を書きたいという衝動に襲われます。書きたいジャンルはそのときによって違うのですが、今は歴史小説です。
特に二人の女性が気になっています。史実に沿っていますが私の妄想が多分に含まれますので()、ご容赦ください。

倭姫王(天智天皇皇后)

天智天皇の皇后です。彼女の父は古人大兄皇子で、天智天皇の異母兄にあたります。
天智天皇もとい中

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《日本史》源氏の血筋とその後

《日本史》源氏の血筋とその後

こんにちは。
Ayaです。
11月半ばも過ぎ、『鎌倉殿の13人』も佳境に入りつつありますね。
大泉洋さん演じる源頼朝が死んで以降、時々見るようにしてます。
今週は公暁による実朝暗殺が放送されます。公暁は実朝の首を抱えて三浦義村のもとに向かいますが、すでに裏切りを決めていた三浦は部下に殺害させます。
こうして源頼朝の血は絶えたとされていますが、実は少しだけ続いていたのをご存じでしょうか。

源鞠子(

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《日本史》後鳥羽上皇と後醍醐天皇

《日本史》後鳥羽上皇と後醍醐天皇

こんばんは。
Ayaです。
『鎌倉殿の13人』も最後の見せ場・承久の乱が近づいてきました。三浦義村の牙を抜いた(と思っている)北条義時が対峙する後鳥羽上皇について取り上げたいと思います。約150年後、鎌倉幕府を滅ぼすこととなる後醍醐天皇と類似点が多いと私は思っているので、この二人を比較しながら書きます。
※本稿は後鳥羽上皇、後醍醐天皇の表記で統一します。

後鳥羽上皇(1180〜1239)

後鳥

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