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人生の煌めきとは|ジョー・ブラックをよろしく

昔、映画館で観たのに、
全く内容を覚えてなかった映画でした。

YouTubeでたまたまこの動画を見つけて

このコーヒーショップのシーンは「見た記憶」があったけど

「で、どんな内容の映画だったっけ?」
となったので

アマプラで観てみたら
びっくりするくらい覚えてなかったです。

ほぼ初見の感覚で鑑賞できました(笑)




ここからネタバレします
(昔の映画だから、いいとは思うけど)




観たけど、観てなかった

YouTubeで見つけた動画を見た時は

ああ、昔観た、これ。
ブラピがこのシーンの後、すぐに死んで
なんでか生き返る映画やんな。

・・・

私の記憶は、たったこれだけ。

はじめと最後しかない記憶(笑)

なんでか生き返るのは正解やけど
肝心な作品のテーマは
この「なんでか」の中にあるのに
全く覚えてなかった。

私、一体なにを観たんやろ(笑)

きっと、当時の私は
「ブラピ」を観に行っただけで
作品の内容とかは、どうでも良かったのかな。

若かったもんね(笑)


死神が人間界でホームステイ

ラブストーリーと思ってたけど
それも違ってた。

一言で表すと

死神が人間界でホームステイしてみたら、愛について人間から教わった話

ファンタジーだったことも
死神のお話だったことも
全く記憶になかった。

なんで?!
映画館で何を観たんやろ?と
自分で突っ込みながら

ジョーとパパとスーザンの魅力に
どんどん惹き込まれた。

全てのキャラが印象的だったな〜。

恋愛要素もあるけど
恋愛がメインではない。

哲学的な映画で、めっちゃ好きになりました。

感想がどんどん溢れてくるので残しておきます。

ジョー/ブラピ

死神も泣くんやな

いや〜、やっぱりブラピは麗しいな〜❤️
長い映画やったけど
ブラピのお顔が良すぎて集中できた。

瞳が美しかった。

死神のジョーは、ちょっと影があってミステリアスな魅力があったけど、コーヒーショップの青年も爽やかで無邪気で、めっちゃカッコよかった❤️

コーヒーショップのシーンだけでも、心が踊る。

ジョーは、ちょっとした興味で人間界に降りてきたのかもしれないけど、そこでビル・スーザンと一緒に過ごしながら、愛と悲しみを経験した。

人生の素晴らしさと豊かさを知った死神。
死神が人間界で成長したんよ。
意外といえば意外。

  • チャーミング

  • 純粋

  • 子供っぽい

  • 不器用

  • 情深い

そんな死神だった。

人間から生き様について教わるシーンが多くて、死神でも肉体を持つと、子供っぽい精神性になっちゃうのかな。

人間に恋をしてしまった死神。
ただただ魅力的だった。

生きる喜びが、そこにはあった。

ビルに「愛とはなにか」を教わって
悩んで出した結果も優しかった。

本当に愛してしまったんやな。

ダンスしているビルとスーザンを眺めながら
流れてきた涙に驚いている様子も
愛おしかった。

生きることって
素晴らしいな。

パパ/アンソニー・ホプキンス

この2人の演技、めっちゃいいよね

パパも良かったな〜。パパの人間性が良かった。
そりゃー、死神に指名されたほどの人やもん。
人格者なんやな〜。

ジョーの人生の師匠的な感じ。
パパが主役みたいな感じもした。

「別れはつらいだろう。生きた証だ。」
のセリフがガツーンときた。
めっちゃクールでカッコ良かった。

満たされて、
なんの後悔もないと言い切ったパパ。

満足の中に
どうすることもできない寂しさを抱えたパパは
超絶に素敵だった。

私もそんな人生にしたい。

死と税金からは逃れられない

ラスト、ジョーとビルが
お互いに尊敬と感謝の言葉を交わすシーン。
熱くて涙が出た。

ビルは、ジョーのおかげで
満足のいく最期を迎えられたし

ジョーは、ビルのおかげで
愛を学ぶことができた。


最後のほうは
長年連れ添ったコンビのような雰囲気だった。


振り返らずに2人が歩いていくところは
寂しさと悲しさと満足感があって
とても印象的で美しかった。

去り難い

あの最期の迎え方って、いいよな〜。

いつ死ぬかが分かってるから、色々準備できるやん。

去り難いかもしれないけど、心の整理もできるし。

死神と人間の友情。
死神と人間の恋愛。

一瞬しかないからこそ、美しかった。


他にもキャラ1人1人に感想があるけど
長くなるので、ジョーとビルだけにしときます。


人生って、色々あるけどいいよなって思える

冥界へ帰った後の死神のことを想像してしまう。

きっと彼は
「人生っておもしろいな。
今度、一度、ちゃんと人生を生きてみたいな。」
って思ってるんじゃないかな。

ビルに
「また、人間になってみないか。」って
誘ってるんじゃないかな(笑)

つらいことも、悲しいこともあるけど
きっとあの死神は
「人間界って面白いな〜」って
好きになったに違いない。

死神さえも人間に転職したくなってしまうような
そんな人間界のことを
さらに好きなったし
もっといっぱい楽しもうーー!

と思えました。


ジョーの涙を通して
喜びも悲しみも
経験の全てが人生の煌めきであるな〜と
確かめられました。


人間になりたい存在が
もしかしたら、いっぱいいるのかもね。


この映画のテーマを全く覚えてなかったなんて
若い頃の私って、どんな感性してたんやろ😆

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