見出し画像

最高!ジョン・ウィック✧♡

 ジョン・ウィック:チャプター2を観た。この映画も1も2も映画館で観ていたが、今回、まるで好きになった笑。(以下、ネタバレ注意)
 なにしろ、とんでもないハードボイルドだ。

 イーサン・ハントとかジェイソン・ステイサムのどうでもいいラブ・シーンにウンザリしていた我が身としては、実に痛快なアクション巨編。

 映画館で観ていた時より、スキだと思った。

 これ、なぜなんだろうな。

 映画館で観ていた時は、土日に観ていて、次の日の仕事が気になっていたりして、どこか純粋に楽しめていない日もあったかもしれない。

 でも、今は自由人で、禊、祓いを済ませた午後の時間に、観るのだ。

 なんの気がかりも無く、映画の面白さを受け入れる準備が出来ている。(でも、ジョン・ウー節炸裂の、ミッション・インポッシブル2はダメだったから、かなり正しいアンテナが働いていると思われる)
 そうして観た、ジョン・ウィック:チャプター2は、待ってました!と言いたくなるようなハードボイルドだった。

 チャプター1を振り返りできていないので、推測だが、チャプター1で、凄腕の殺し屋ジョン・ウィックは、引退していたにも関わらず、現役に復帰せざるを得ない事件が起こる。ウィキペディアによると亡き妻がプレゼントしてくれた犬を殺した男を殺すために、引退していたはずの伝説の殺し屋が復活してしまう。(犬?笑)
 ジョン・ウィックにしてみれば、喜んでそうしているのではない。
 嫌々ながら、復帰してしまうのだ。

キアヌ・リーブスカラダ張ってるね💛

 それが、面白い。

 引退しているのに、ちょっかいを出され、その付き合いを断つために、闇の組織に引き受けたくもない仕事を提案され、やりたくないが、やらせられてしまう。引退したくてやったところで、平穏な生活は戻ってくるはずもなく、結局、依頼主と徹底的にやり合うことになる。
 殺し屋一人ぐらい始末するのはカンタンさ、と、初め強気だった依頼主は、途中で、ジョン・ウィックを敵にしなければよかったと、後悔の念が先に立っているはずだ。

 それぐらいジョン・ウィックは強い。

 ジョンの足技や、その肉体を使った泥臭さ。肉体を張っているから顔や、カラダがちょっとずつ傷ついて血がにじんでいく。柔道なのか?カンフーなのか?肉弾戦で敵に突入しながら、銃で、敵をバタバタ倒していく。銃やナイフを駆使したそのジョン・ウィックの仕事ぶりが鮮やかすぎて、ちょっと、今の30分で、何人殺した?と、死体の数を数えたくなる私だった。 

 ネットで画像を検索していたら、それをわざわざ数えた記事を発見。
 死体の数は、128体だと書いてあった。やっぱ、あの殺し方は、ゲームの様で、数を数えたくなった人も多かったのだろう。

 息もつかせぬ戦いの中で、絶対、殺し合いをしてはいけないコンチネンタルホテルという闇の組織の経営する聖域がある。
 そこに突入した途端、殺し合いは中止しなければならない。さっきまで物凄い殴り合いをしていた敵同士、バーで酒を飲んだりする。

 なんだ?それ?と思わないでもないが、ちょうど、ゲームの小休止みたいな、そこに逃げ込めば休憩がとれるような、そんなホテルなのだ。

 敵をばたばた殺していくのもそのシチュエーションも、まるで何かのゲームの様だ。しかし、そのホテルが嫌いじゃない。

 なんといっても独りで戦う満身創痍のジョン・ウィックが気兼ねなく休める場所だ。

 大都会にある庭園、といった屋上のシーンの絵がとても美しいホテルだなと思った。

 殺しの支度をしていく、ジョン・ウィックの様子も見ものだった。
 銃やナイフ等の武器を次々に調達していく。

武器だけでなく、防弾シートを縫い込んだスーツまで誂えるのである。
しかも、ハンサムで姿のいいキアヌ・リーブス。美しいのである。

 女にうつつを抜かしているヒーローばかり観ていたため(笑)、なんか文句なしに、カラダを張って、自分の敵をとことんやっつけるヒーローのキアヌが愛おしく、頼もしく見えた。

 しかも、このチャプター2に使われている銃を向けられたキアヌの映像には意味があって、敵が、キアヌの首に懸賞をかけるのである。
 物凄い金額の。700万ドルだったかな?その通信が町中の殺し屋に流れる。

 その情報が流れた後の街はキアヌにとって、地獄となる。

 どこで誰がとびかかってくるかわからない世界になるわけだ。
 
 凄腕も、大したことない奴もいるけれど、いつ誰が、自分の首を狙うやつなのかわからないという緊迫した状況は、さすがの伝説の殺し屋の神経や体力も消耗させていく。ラスト・シーンは明らかにこれからも続くジョン・ウィックの戦いを象徴していた。

誰が敵かわからない

 ああ、なんて大変なんだろう。
 そして、なんて、面白いんだろう。

 この映画も最近新作が出たらしい。

 映画館でこの続きを観るのが楽しみだ。
 新作の前にもう1本ぐらい続きがあるのかも。
 それを予習してから観に行ければいいと思っている。

 キタキタ!
 ジョン・ウィック
 ラブシーンなしの、硬派の、男たちの殺し合いのドラマ。

 プロはプロだけに、ハードボイルドが善き💖

分かる!ジョン・ウィックのフィギュア欲しくなる気持ち笑

 このキアヌ・リーヴスはかっこええわ💖(なぜか関西弁)

 そして、そんな彼に忠実について行く、名前もつけられていない賢そうな犬が、かわいい。
 犬は女房と違って男の忠実な友達だからね( ´艸`)✧♡


この記事が参加している募集

映画感想文

沼落ちnote