素の自分を出したら、心が晴れ晴れとして自分が好きになれました。そんな自分に、にこにこと近寄ってくる素敵な仲間も増えました。

人は、仮面を被ることは簡単です。誰にでも、比較的楽にできること。意識しなくても、「人からこう思われたい」と思えば自然に仮面を被ることができてしまいます。仮面を被った後、一番難しい（と私は考える）ことは、その仮面を取り外して中を人に見せること。素の自分を出すことです。

素の自分とは、誰もいない場所で一人っきりになった時に出る自分。もしくは、一緒にいると心が落ち着ける人といる時の自分です。人それぞれいろんな自分を持っていると思います。どんな状態かは人それぞれです。

一人になっても素の自分なんて見えてこない。そんな人は普段から仮面を被って生活するのが上手なのかもしれません。素の自分なんてわからない、見えなくなったという人は、子どもの頃の自分が知っているかもしれません。誰も教えてはくれません。

仮面を被って人に接するのは簡単です。人にだけ合わせて、人に媚びる、人の人生を生きる。他責にして悪いことがあったら自分を被害者にする。自己肯定感の低いままです。

素の自分を出せたら、仮面を被ろうとする自分を押し退けて、勝ち。素の自分を出すことが一番難しいことなのですから。難しいことをやってのけたのですから。素の自分を信じることができたのですから。自分で自分の選択をしたのですから。

まずは自分の素を知ることから。一人の時にそれを出せるようになることから。

出せるようになると、自分で自分のことを認めることができます。それを人から肯定されると、これで人と接していいんだと、自分を信じられるようになります。（肯定してくれる人は必ずどこかにいますよ）自分を信じられるようになると、自分が好きになります。自分が好きになった瞬間、心が晴れ晴れとして、人生が動き出すのかもしれません。

素の自分と、自分の素を出せるくらい心置きなく接することのできる仲間を大切に。

あやさわえりこ