見出し画像

大日向小学校のプルーン畑で収穫のお手伝い

突然ですが、生プルーンって食べたことありますか?
私は東京にずっと住んでいましたが、食べたことがありませんでした。

以下の記事によると

長野県が全国で生産量一位を誇る果物をご存知でしょうか。それはスモモ科の「プルーン」です。プルーンはドライフルーツやジャムなどでお馴染みですが、甘みと酸味のバランスが良くて、そのまま生で食べるのもおいしいんです。

県内でも生産をいち早く始めた佐久市なぜ佐久市でプルーンがたくさん作られるようになったのでしょうか。プルーンは果実が実る頃、雨に当たると割れてしまうということです。どうも、果実の表面から水分を吸収してしまったり、根から水を吸い上げてしまうことなどが原因と言われているようです。国土交通省によると日本全体の平均降水量は約1,700mmほどだそうですが、長野地方気象台のデータ(1981年から2010年)によると、佐久市の降水量は960.9とほかの地域と比較しても低く、雨が苦手なプルーンがたくさん作られるようになったのは必然というべきですね。さらに、ここの標高が約700mと高いので、朝晩の気温差が大きく、これもおいしい果実となる理由の一つです。

なるほど。
長野県佐久地域ならではの環境や気候が産んだ名産品ですね。

その佐久地域(佐久穂町)にある大日向小学校ですが、私は入学前に大日向小学校の『季節のがっこう』に参加させていただいた時に

「今日は学校で育てている生のプルーンの販売をしているので興味がある方は帰り際に是非購入ください。」

と言う話があり、生のプルーンってどんな感じなんだろう?と思いつつ、購入して食べたのが初めての出会いです。

「え、なんでこんなに美味しいのに今まで食べてなかったの!」と衝撃を受けたことを覚えています。


大日向小学校は2019年開校。
開校したばかりの大日向小学校とプルーン畑の関係は、とても重要なものです。是非とも、学校理事の長尾さんのnoteを読んで欲しいです。


そんな、美味しさと想いが詰まったプルーン畑。

ついに伺うことが出来ました。右下のあたりがプルーン畑。

画像1

おー、プルーンの木にプルーンがなってます!
(当たり前ですが…)

画像2

このプルーン畑では種類は3種類のプルーンが育てられています。
(プルーンにも色々な品種があるんです!)

画像3

その中で収穫をお手伝いさせていただいたのですが・・・

実の選定がとても難しい。

熟していて美味しそうな実ほど虫たちも食べていたり
(虫が食べるほど美味しいという証拠でもありますね)

表面についている白い粉(果粉)が付着したままでないと販売価値が下がってしまうということで、左手に柔らかな手袋をつけて採っていきます。

白っぽく見えますがこれは果粉(ブルーム)と呼ばれるもので、実を守るために出てきます。皮の部分に栄養がたくさんあるので、拭き取って(洗ってもいいけど)皮ごと食べます。
http://agriso.seesaa.net/article/390579925.html

画像4


プルーンの天敵は雨。

今年は梅雨が長く雨量も多かったので、例年の半分以下しか実がなってないとのこと。

さらには、その雨で木が1本折れてしまった、と。

画像5

自然の恵みと共に、自然の驚異も感じます。

そんなに中で食べ頃の実を選び、1つ1つ丁寧に収穫。
(暑い中で、採れる実を選びながら、脚立にのぼって1つ1つ実を採るのは大変な作業)

画像6


私は収穫にしか参加できていないので、おこがましいですが、

ここまで育て上げること
この育て上げたものを1つ1つ丁寧に収穫すること
そしてこの収穫したものから販売できるものを選定すること
選定したことの販売

など、このプルーン畑の全てを学校として取り組んでいるのです。
(美味しいの裏には苦労や手間暇がかかっていることを改めて考えさせられますね。)

画像7

そんなプルーンですが、オンライン販売もおこなっています。

このように手作業で行っており、大量生産をしているわけではないので、ちょっとオンラインに品を出すと、すぐに売れ切れてしまうみたいです。

(今は売り切れのようですが、気になる方は都度都度オンラインショップを訪れてみてください。)


息子は1年生。
まだまだ始まったばかりの大日向小学校の学校生活ですが、このような体験を通じて、何を学んだり何を感じ取ったりしているのでしょうね。

畑から見えるとても良い景色をみながら、そんなことを想っていました。

画像8


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?