余白

捨てる勇気を持たないと、新しいことが入る隙間がなくなってしまう。

なるべく、新しいものをひとつ買ったときは、既存のものをひとつ捨てるようにしている。化粧品でも衣服でも、捨てていかなければ溜まる一方だ。物を少なくしていたい私にとっては、そのくらいの方がちょうど良い。

新しくなるごとに捨てる、というのは、仕事も同じだ。捨てるという言い方ではなく、〝お断りする〟という言い方に変わるけれど、何か新しいことをやりたければ、余白が必要だと思う。

その逆もあって、何かをお断りしたからこそ、新しい話がやってくることもある。ずっとやってみたかったお仕事、書きたかったジャンル。そんな話が隙間を見つけたかのように、やってくる。

きっと、余白は座席をしっかりと確認してからやって来ているのだと思う。座る場所がなければ新しいことはやってこない。座れないから、自分の居場所がないからだ。

きちんとやりたいことができるように、いつも余白をあけておきたい。

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