ときには勢いだけで物事を決めることで、人生が好転したりする。

割と、勢いだけで生きてきた人生だった。世界一周に出たときも、内定を蹴ったときも、大学進学を決めたときも、全部全部、勢いだった。

勢いだけで生きていると言うと、なにも考えていないように聞こえる。確かにそうだ。考えるよりも先に、行動がくる。

気付いたときには、もう動いている。

こういうタイプの人間は、「もっとよく考えなさい」とばかり言われる。あまりにもみんながみんなそう言うので、一度だけよく考えてみたことがある。

けれど、けっきょくそうやって決めたことにはワクワクせず、辞めてしまった。

どちらかというと、勢いは多くの人が欠落している要素だと思う。特に日本人は、慎重だ。頭の中で考えて考えて考えて、やっと物事を決める。

けれど、頭の中で考えていることは、行動しない限り、なにも思い付いてないのと同じだ。

なにかをしたいとき、始めたいとき、勢いがアクセルになることもある。躊躇しがちな私たちの背中を、ポンッと押してくれる。

本当にやりたいことがあるときほど、勢いが大切だ。勢いで動けるかどうか、その早さに未来を左右されることもある。

だって今、勢いだけで生きてきた私は、人生がめちゃくちゃ楽しい。

まだ25年しか生きていないかもしれない。もう25年も生きたかもしれない。それでも、勢いだけで動いたこの数年間は、とても充実している。

だからきっと、たまには勢いだけで動いてみることも、大切だ。

#エッセイ #コラム #毎日投稿 #毎日更新 #ライター #フリーライター #仕事 #考え事 #旅 #世界一周 #物の見方 #人生 #勢い #行動 #慎重派 #慎重 #決断