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7:『大好きっこの巻』打ち切り臭のしない最終回(笑)


神様「絶対絶対絶対! わしが一番キシミン大好きっこちゃんだもんねー! ばーかばーか!」

宇宙人「フハハハハ! 愚か者めが! 我が輩の方がキシミン大好きっこちゃんに決まっておろう!」

キシミファンの女子社員「ちょ、ちょっとあなた達! さっきから何言ってるんですか? 私はあなた達が来る前からずーっとキシミンのファンだったんですからね! 私以上の大好きっこちゃんなんているわけないです! ていうか二人とも人間じゃないし!(。>д<)」

いじめっこ「ハハハ! バカやってらあ。おまえらがいくら喧嘩したって、キシミンは誰のものにもならないぜ?」

3人「っ!?」

いじめっこ「ああいう奴はさ、普段から好き好き大好きいってる連中には、実のところあまり心動かされないのさ。まあ、なんていうかさ、普段はもっと全然好きじゃないぜ!って態度っていうか、むしろこう、いじめるぐらいのかまい方? そんな感じの奴の方が――」

3人「じーーーーーーー……」

いじめっこ「な、なに見てんだよ!」

キシミン「あれ? みんなこんな所でなにしてんの?」

いじめっこ「げっ! お、おまえ居たのかよ!」

神様「なあに、誰が一番キシミン大好きっこかを決めておったんじゃよ」

宇宙人「フハハハハハ! 無論、我が輩だよなキシミン?」

キシミファンの女子社員「そ、そんなわけないでしょ! 私なんてずーっとずーーーーーーっと応援してるんだから! 私に決まってるでしょ! ね! キシミン!(。>д<)」

神様「ばーかばーか! 神であるわし自らが、わしほどのキシミン大好きっこはおらんと言うとるんじゃぞ? 絶対絶対絶対! このわしに決まっておろうが!(。>д<)」

キシミン「……」

いじめっこ「ほ、ほらキシミン! 黙ってねえで、こいつらに言ってやれよ! おまえらなんかより、その……普段はあれだけど、実はもっともっとキシミン大好きっこがいるってよ!」

キシミン「……うん。誰もかなわない宇宙一のキシミン大好きっこがいるね」

いじめっこ「な! だろ!? だよな!?」

宇宙人「くっ!?」

神様「なん……じゃと!?」

キシミファンの女子社員「そ、それって誰ですか!?(。>д<)」

キシミン「ボク」

4人 「ズコーーーーーーーーーーーーー!!」

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水もしたたる真っ白い豆腐がひどく焦った様子で煙草屋の角を曲がっていくのが見えた。醤油か猫にでも追いかけられているのだろう。今日はいい日になりそうだ。 ありがとうございます。貴方のサポートでなけなしの脳が新たな世界を紡いでくれることでしょう。恩に着ます。より刺激的な日々を貴方に。