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デコ弁の極意おしえます〜お弁当づくりに必要なのは愛情よりテクニック

こんにちわ、OgAzです。

次男が今日と明日、宿泊体験に出かけるので、とても久しぶりにお弁当を作りました。数日前に「どんなお弁当がいい?」って聞いたら、「ピヨのやつ!」と返され、入れてほしい食材を聞いたつもりがヤブヘビだったぜチクショーと思いました。

こんな↓記事を書いたあとで心苦しいのですが

デコ弁を作っているから我が子への愛情に溢れているかと聞かれれば、答えはNOです。私に限って言えばですよ。真面目に日々頑張っている皆さんはともかく、私にとってデコ弁は「ただの意地」でした。その証拠に、最後の方は子どもたち「別に普通のでいいよ」と言っていましたし。なんか辞めるのが悔しくて続けていただけです。

どんなに頑張ってデコっても、詰めているものは冷凍食品なので、愛情もクソもないのですよ。でも久々のお弁当を眺め、「今日も私、頑張った!」と満足しているイマココ。どうせ一瞬で食べられる儚い努力、自己満足こそがすべて。自分が納得できればそれで良いのです。世のお弁当作りに励むお父さんお母さん、いつもお疲れ様です。あなたはエライ!今日は、そんなお勉強現場からお届けしたいと思います。

本日のお弁当

次男「ちびた」の大好きなリラックマの「キイロイトリ」、名前は「ぴよ」。彼が赤ちゃんのときから大好きで、初代はどこかに置き忘れてしまって今の子は2代目、幼稚園のころから一緒にいるお友達です。最近あまり見かけなくなっていますが、相変わらず好きなんだって。

きたねえ

久々の弁当の要望が「ぴよ」だったので、まあそのくらいなら作ってやんよと構想を練ります。何だかんだ、こういうのを考えるのは好きなんですよね。

本業中に真面目に考えました

最近よく食べるようになってきたので、ご飯は多めに、おかずは少なめに。トマトが好きなので必須。あとは冷凍庫のものを詰めたらフィニッシュです。私はデコ弁で基本的に火は使いません。だって洗い物増えて面倒だしね。

ぴよ弁当と残り物(右)

ぴよのおにぎりの作り方

手がないバージョン
  1. 卵(今回は2個)を溶いて砂糖と醤油を混ぜ、ラップをして600wで1分30秒

  2. 上だけ固まったものを混ぜて、再度ラップをして30秒

  3. 固まった卵をスプーンなどで細かく砕いてから、ご飯に混ぜます

  4. ラップを使って丸い形のおにぎりにして、チーズでくちばし、海苔で目と鼻の穴、手をつけます

名付けて「卵焼きご飯」。我が子たちは少し甘めの味付けが好きなようです。黄色のデコ弁では必ず使っていた手段です。

卵はあまり細かくしすぎると卵の食感がなくなるので注意

デコ弁のコツ

かつてデコ弁を頑張っていた私が思うに、デコ弁を思ったとおりに仕上げるコツは

  1. 下絵の出来

  2. ゴハンの形

  3. 海苔カットのテクニック

で決まります。

まず1つめの「下絵の出来」。デコ弁は、作る人の画力に左右されると言っても過言ではありません。絵が上手い人なら上手くできるし、得意でない人には得意でない出来になります。なので、絵を書くのが苦手な人には難しいのかも。残念ながら、デコ弁は作り手の画力を超えないものなので。

2つめ「ゴハンの形」。手の混んだものはともかく、デコ弁の多くはご飯(おにぎり)の上に描かれます。他のオカズは割とどうでもよくて、ご飯をいかにそれっぽく仕上げるかがカギです。

最初にご飯を配置します

最後の「海苔カットのテクニック」、これはもうそのままですね。基本的に細かい部分は全部海苔で何とかします。もはや料理ではなく工作ですね。いかに海苔を思い通りに切れるかがポイントです。ちなみに、切るなら味付け海苔ではなく板海苔を。味付けはベタつく上にご飯に乗せると予想外の反り方を見せてくれるので、せっかく頑張って切っても徒労に終わってしまうことがあります。

おかずを全部詰めてから顔を作ります

「色」に対応する食材を決める

デコ弁で「今日はコレ」「明日はコレ」と作るものを決めていると、だいたい「この色はどうしよう・・・」と悩みます。なので、あらかじめ「この色が出てきたら、この食材!」と決めておくと楽です。私の場合、

  • 赤:カニカマ

  • 黒:海苔または塩こんぶ

  • 黄色:卵またはチーズ

  • 白:ご飯(そのまま)または目玉焼きの白身

  • オレンジ:シャケふりかけ

  • 茶色:おかか

  • グレー:すりごま

  • 緑:冷凍ほうれん草

  • ピンク:ハムまたは桜でんぶ

  • 青:目玉焼きの白身に青の食紅(めったにやらないけど)

みたいな感じにしていました。つねに上の食材を常備しておけば、急にでも何かは作れるというわけです。

中学校の給食、愛情問題

私達の住む横浜では、長らく中学校で「給食」がないところとして知られていました。昔から中学校給食を望む声は高かったようですが、それに反対する声もそれなりにあったとのこと。理由は「親の愛情こもったお弁当こそが教育には必要」とかなんとかで。市議会だよりとか読みながら、アホかと思っていました。

近年、食育の観点から「中学校にも給食を!」という声が高まり、前市長のころに導入された「ハマ弁」という宅配弁当が、昨年から「給食」として扱われるようになりました。

ハマ弁が始まったのは子どもたちが幼稚園のころで、「味がマズい」と評判が悪く、クラスのほとんどの人が利用していないとニュースになっていました。「この子達が中学生になるまでに何とかならんかな」と思っていたら、少しずつ味も改善され、昨年度から給食が始まったのでした。っても弁当か給食か選択制なんだけど。

中学生のお弁当なんて、男子は特に「質より量」なんだからさ。愛情弁当より、栄養バランスの取れた給食のがいいに決まっていると思うのですが。みなさんどう思いますか?

次男宿泊体験前日の兄弟の会話

昨日の夕方、次男が長男に話しかけていた会話が以下です。

次男「ねぇねぇお兄ちゃん、ちびた(※自分のこと)が明日いなくて淋しい?」

長男「は?いや別に?」

次男「えー!ちびたはねえ、お兄ちゃんが居なかったとき(※たぶん3年前の長男の宿泊体験のとき)、すっごく淋しかったよ!」

長男「あ、そうなんだ」

次男「だからお兄ちゃんも淋しいかと思って!」

長男「別に淋しくないでしょ、1日で帰ってくるんだし」

次男「えーそうだけどさぁ〜もうちょっとさあ〜」

私は仕事中だったのですが、「・・・なんだお前たち、付き合いたてのカップルか何かか?」と思いながら聞いていました。というか次男が長男のことを好きすぎる問題。2歳差の兄弟ってもっとケンカするイメージだったけど。仲良きことは美しきかな。今日特に寂しがる素振りも見せていない長男だけど、実はちょっと淋しかったりするのかしら、とか思ったりしました。

結び

お弁当に関して思うところをつらつらと書いてみました。子どものためのお弁当、朝の忙しい時間には愛情込めるヒマなんてなかった私です。小学校に入って給食になって、栄養もあって温かいご飯が出るなんてサイコーじゃん!!と心から思いました。うちの小学校の給食、すごい美味しいんですよ(PTA本部のときに何度か食べた)!子どもたちもおかわりしまくってましたし、愛情も大事だけど美味しく楽しくお昼を食べられることが何より幸せなんだと思います。

何にせよ次男、今年度は宿泊体験に行けて何よりです。お弁当は別にどうでもよくて、たくさんの友達に囲まれて、たくさんの経験をして、たくさんの思い出を持って帰ってきてほしいと思います。元気に帰ってきますように!

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