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妄想 ひとり暮らし婆さん計画

93歳認知症の義母、84歳実家の一人暮らし父。
二人を見守っていると、はて、自分はどんなふうに晩年を過ごそうかと思う。
私と夫は13歳歳の差があるので、想定では、私は一人暮らしが長くなる予定。
晩年の一人暮らしは結婚当初から想定済みなので、ここは積極的に計画しておこうと思う。こういってはなんだが、むしろちょっと楽しみでもある。
あ、ホントのこと、言っちゃった。
この後も、夫が亡くなった後の計画がどんどん建てられますが、彼はまだピンピンしているので、単なる妄想です。

我が家は、築三十年の持ち家ローンは無し。
二人の息子は、それぞれ独立。この先、この家に一緒に住む事は無いと思う。
庭もあるので一軒家を維持するには、それなりにやる事もある。94歳の義母や84歳の実家の父の暮らしぶりを見ていると、やはり年取って家周りの事をやり続けるのは大変そう。

夫は自分が死んだら、この家は売却、中古マンションを買えという。そうさせてもらうつもりだが、不動産の売買をした経験など無いので、ちゃんと勉強しておいた方が良さそうだ。義母や父をみていると、昔はしっかりしていても段々と理解力や判断力は年をとるにつれて衰えていく事が分かる。なので、55歳の今から考えておいても早すぎる事は無い気がする。一軒家を丸ごと閉じて、引っ越すなど一大事業に違いなく、夫がどれだけ長生きするかわからないけど、死んだから、はい、全部畳んで、はい、引っ越しというふうにテキパキと動けるとも思えず、結局、なんだかんだとズルズルこの家にずっと住んじゃう可能性もある。そういうのもありかも知れない。でも、なんだか引っ越す気力もないのでそのままなし崩しにとならない様に、勝手に妄想を膨らませて、一人暮らし婆さん計画を練っておきたいと思う。

高齢者はなかなか賃貸住宅は契約させてもらえないらしいが、私は賃貸住宅にも興味がある。URなら高齢者でも大丈夫だそうだ。夫は、駅近の中古マンションを狙えという。それなら、私の死後売却して、息子二人で分ければよいとのこと。成る程。
でも、私はURに興味深々。
マンションを購入して住んだ事が無いのでよく分からないけど、マンション内の自治会とか修繕積立金がどうのこうのと言ったややこしそうな問題は、年取った私に対処出来るのだろうか。
隣りの人が変な人だったり、地震でマンションが半壊となったりしたら、持ちマンションである事がハンデになる。
その点は、賃貸住宅なら気楽では無いだろうか。気に入らなければ、引っ越すことも出来る。ただ、荷物が多いと引越しそのものが面倒くさそう。
荷物はなるべく持たず、稲垣えみこさんスタイルで冷蔵庫も洗濯機も無し。そうすれば、引っ越すのも簡単なのではなかろうか。
そう思いついた私は、試しにURで部屋を探してみた。うちの近くのUR物件でここ良さそうと思った所を探してみたら、全然部屋が空いてなかった。やはり人気の様で、空室を待ってこまめにチェックするものらしい。なので、自分家に住みつつ、空き家をチェックし、いいのが見つかったら即入居。入居しながら、家を売却するという流れにでもなるのだろうか。

じゃあ、荷物片付けとかないと!

この辺りまで妄想して、じゃあ、せめて自分の持ち物だけでも断捨離しないと!と気づいたのであった。
まだまだ、夫もおばあちゃんも元気なので、彼らのものには手を付けられませんが、せめて自分のものは整理しておこうと思ったのでした。

資金計画も練らねば。

まだまだ妄想は続く。