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【旅エッセイ69】旅と言葉。

 noteの公式で「旅する日本語」を題材にしたエッセイの募集が始まった。

 日本語は美しい表現がたくさんある。それなのに美しい景色を見て感動した時に、私はいつも何の言葉も出なくなる。あとになって写真を見たり記憶を掘り返して感動を言葉にしようとするのだけど、感動を示すのに私の拙い言葉ではどうしても足りない気がしてしまう。旅先で出会う美しい景色に見合う美しい言葉を付けられたら良いのにと、いつも思う。

 写真は、紋別空港で撮った一枚。

 初めての北海道旅から帰る時、滑走路を歩いて飛行機へ乗った。滑走路から見る広い空では、雲の向こうから光が射している。

 雲が吹き払われて少しずつ晴れていくのを見ていると、心のモヤモヤまで吹き飛ばしてくれるような気がした。
 

また新しい山に登ります。