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就活無双コラム~ADHDでも(だから) 就活無双~

前回私は『ADHD(注意欠陥・多動性障害)』です。という自己紹介を書きました。過去記事リンク:https://note.com/banben/n/n873d2a23620c

ではそんな私がなぜ就活・転職無双できたのか、仕事で成果を出せるようになったのかについて今回は書きたいと思います!

自分は『ADHD』ではない、という人でも、日々の生活や仕事に生きるテクニックを書いていますので苦手な事(ADHD)との付き合い方3つまで飛んでいただき、そこから読んでいただければと思います。

まずは、そもそも『ADHD(注意欠陥・多動性障害)』って何?という方のために別のサイトの説明を引用しながら『ADHD』についての説明。その特徴をどう活かして活動したのか?をお話していきます!

『ADHD(注意欠陥・多動性障害)』とは?

ADHDは正式名称を「注意欠陥・多動性障害」と言い、発達障害の一つと考えられています。ADHDを抱える方は、子どもで20人に一人程度にみられると言われています。

大人になると元々の傾向は変わらないものの、症状の一部(特に「多動性」)が目立たなくなり、診断の枠に入らない状態になる人もいると言われています。

ADHDの症状は、大きく分けて
・不注意・多動性・衝動性の3つがあります。

【不注意】
集中しづらくミスが出る傾向もあれば、集中し過ぎてしまい休憩を取らずに体力以上に活動してしまうこともあります。
【多動性】
貧乏ゆすり等の無意識な体の動きや、話始めると止まらない等から職場で必要な所作が出来ていないと評価されてしまうこともあります。
【衝動性】
発言や行動を思いついたら、周囲の状況を考える前に実行してしまい、周囲に誤解を与えてしまうこともあります。

ADHDの症状の例
【不注意】
・仕事(以下、家事や育児を含む)や日常生活でミスが多い
・仕事上で注意の持続が困難。「上の空」と周囲から注意される。会議中寝てしまう。
・仕事の優先順位を考え、計画を立てるのが苦手。仕事を先延ばしにしたり、ため込んだりする
・整理整頓が苦手。机に物を積み上げたりする
・落とし物、失くし物、忘れ物が多い(書類、財布、鍵など)
・スケジュール管理が出来ない。約束を忘れる。遅刻が多い

【多動性・衝動性】
・いつも落ち着かない
・身体を動かしていることが多い(顔や身体を触ったり、 貧乏ゆすりをしたり)。じっとしているのが苦手
・静かにすることが苦手。「おしゃべり」や「声が大きい」といわれる
・順番待ちや交通渋滞、その他の待つことが苦手
・熟慮せずに発言する、または行動する。おせっかいや余計な一言が多い

出典:公益社団法人 日本精神神経医学会

以上が症状の例です。
引用サイト:https://www.atgp.jp/knowhow/oyakudachi/c637/

これを読むと実は私もそうなのでは?近くのあの人もそうなのでは?と思い当たる方もいらっしゃるかもしれません。人によってこれら3つすべての症状が出る場合もありますが、一部の性質に偏って症状が出る方もいます。ちなみに私はすべての症状が出るタイプでした。

これを見ると生きずらいと感じられるかもしれませんが、この『ADHD』はしっかり対策さえすれば、うまく付き合い、さらにその強みを生かすこともできると考えています。ではここからその対策と強み活かし方についてお話していきましょう!

苦手な事(ADHD)との付き合い方3つ

→ここから書くことはADHDでない、という人でも仕事で役に立つ考え方、仕事の進め方だと思いますので、是非参考にしてみてください!

①自分の苦手な事をしっかり理解し対策する。
②苦手な事(ADHD)の裏にある強みをしり、それを磨く
③慣れるまで実践あるのみ

①自分の苦手な事をしっかり理解し対策する。

ただ漠然と周りの人のようにできない自分のことを責めているのでは、
『うまくできない→自分を責める→落ち込んでさらにうまくできない→自分を責める』という負のループから逃れることができず、どんどん自信を無くしていくだけです。

まず自分のできない事、苦手な事を紙やWordに書き出してみましょう。難しければ、上に書いたADHDの特徴でどれが当てはまるか?と考えるのでも構いません。
明文化することで、主観的に考えていた自分の苦手なこと客観的に見ることができ、自分の特性をしっかりと理解でき対策することができます。

より理解してもらうため【苦手な事を書き出し→対策を作る】の流れを一緒にやってみましょう!

【苦手な事を書き出す】
・ケアレスミスが多い
・納期に遅れる(スケジュール管理が苦手)
・人と会話すると焦ってしまい会話がうまくかみ合わない

苦手な事にそれぞれ対策を追記していきます。
追記するときのポイントは根性論で作らず、できる限り仕組化するということです。

(悪い例)
・ケアレスミスが多い

→ちゃんとチェックを繰り返す

・納期に遅れる(スケジュール管理が苦手)
→前倒しでやるよう頑張る

・人と会話すると焦ってしまい会話がかみ合わない
→会話がかみ合うよう空気を読む

(良い例)
・ケアレスミスが多い
→作業のチェック用リストを作り、提出前にセルフチェックする。できる限り同僚や上司等第三者にダブルチェックをしてもらう。

・納期に遅れる(スケジュール管理が苦手)
→1日の計画を始業時に作成し、実際にその通りに仕事が進んだか、進んでないかを1時間等決めたタイミングでチェックし、誤差を確認する。
進捗状況は定期的に同僚や上司に共有し、自分の考えているスケジュール感で認識の齟齬がないかこまめに確認する。

・人と会話すると焦ってしまい会話がかみ合わない
→自分が会話の時に焦ってしまう癖があることを周囲の人に伝え、焦りが出てしまっている時は言ってもらえるような関係を作る。発言したいことが思いついてもすぐに発言せず、心の中で3秒数え、それでも発言すべきことだと感じたら発言する。

こんなイメージです。
悪い例は、自分の苦手な事から脱却できない人が意外とやりがちな対策だったりします。
ただ、根性論は続きませんし、ADHD関係なく人間は少なからず自分のコンディションや周りの環境で仕事の質が変わってしまう生き物です。
作業の標準化、精度向上をするためにも『仕組化』を意識していきましょう!

ちなみに、ケアレスミスの撲滅や仕事のスケジュール管理はADHDであるかに関わらず、社会人全般に必要な能力です。
ADHDの人はこの作業が普通の人より少し苦手なだけなんです。そう思えば、ADHDはそんなに重大な事ではない、とも感じられるのではないでしょうか?

②苦手な事(ADHD)の裏にある強みをしり、それを磨く

どんな性格でもそうですが、プラスとマイナスは表裏一体です。
例えば
・積極性がないと言われる人
→一方では堅実でミスの少ない、リスクを考えられる人

のようにです。

ADHDも同様に
・衝動性が強く、すぐに行動してしまう人
→一方では他の人より行動力がある、判断のスピードが速い人
・空気や会話の流れが読めない人
→一方で枠に捉われず自由な発想ができる人

このようにも捉えられると思います。
私が就活、転職活動で成果を出せたのはまさにこの表裏の部分でした。

昔から色々思いついて話し過ぎたり、声が大きい・うるさいといわれることがありましたが、これらも強みとして磨いていくことができたため、大きなドバンテージになりました。

・色々思いついて話し過ぎてしまう
→レスポンス早く回答することができる
→自分の考えをしっかり伝えることができる

・声が大きい・うるさい
→元気にハキハキとしゃべることができる

この辺りは、私が営業をしていたことからも仕事で評価されるポイントになりました。さらに就職・転職活動の面接でも、評価されるポイントにがっつりハマりました。
話す内容も面接ではもちろん大切ですが、実際、面接後の人事からのフィードバックで「質問へのレスポンスが早かったのが非常に良い」「頭の回転の良さを感じた」「ハキハキとしていて好感が持てた」等、評価されたポイントとして言っていただくことができました。

このように自分の短所は長所でもありますので、自分の特徴をマイナスを消すという思考だけではなく、プラスとして磨くという思考もぜひ持っていただければと思います!

③慣れるまで実践あるのみ

さて①②とお話してきましが、これらは知識を知ったから明日からそうできるかというとそういう物ではありません。
特に①自分の苦手な事をしっかり理解し対策する。については、一朝一夕でできるものではなく、トライ&エラーを繰り返しながらどんどん精度が上がっていくものです。

なので前提として慣れるまでは時間がかかるということを理解し、結果を焦らず少しずつ一歩ずつ進んでいくイメージをもちましょう。
焦ってしまうと、また結果が出ず『うまくできない→自分を責める→落ち込んでさらにうまくできない→自分を責める』の負のループにハマってしまいます。。

特にADHDの方は、焦りがその症状を悪化させる要因になってしまうので、いかにその作業に慣れていき、意識しなくてもできる習慣にしていくのかがポイントになります。
焦らずのんびり向き合いながら少しずつ成長していきましょう。一浪底辺学歴、ADHDの私にできたのですから皆さんなら絶対できると思います。

まとめ

・どんな苦手な事(ADHD)でもしっかりと対策をすれば、解決やその苦手度合いを削減することはできる。

・短所は長所と表裏一体。短所を改善するというマイナスの目線だけでなく、長所を伸ばすという目線を持っていくべき。

・自分を変えることは一朝一夕では難しい、トライ&エラーを日々繰り返しそれを習慣にすることで少しずつではあるが改善していくので焦らないようにする。

以上です。

書き終わったらかなりの長文になってしまいました。。最後まで読んでいただいきありがとうございました!!

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